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元HKT48神志那結衣が舞台に出演「妊婦さんの役を演じるのは大きなチャンスだと思う」

  • 2022年12月5日
  • Walkerplus

元HKT48の神志那結衣が、2022年12月10日(土)から「かめありリリオホール」で上演される舞台『くちびるに歌を』に出演する。小説が原作で、映画化もされて話題になった作品の初の舞台化となる。長崎県五島列島のある中学合唱部を舞台に、生徒と触れ合うことで心情が変化していく、合唱部の先生、そして産休に入る妊婦、松山ハルコを演じる神志那結衣に同作について話を聞いた。

■アイドルを卒業してすぐに妊婦さんの役をやってもいいのかなって迷った

――HKT48を9月に卒業されて、2作目の舞台への出演になりますね。まずは、この舞台に出演が決まったときの気持ちを教えてください。

【神志那結衣】HKT48を卒業してから、初めて受けるメディア取材になります。うれしいです。ありがとうございます。

まだHKT48に在籍中で、ファンの方とオンライン握手会をしてるときにマネージャーさんから、出演のお話を聞きました。『くちびるに歌を』という作品は有名だから知っていて、もちろん出たいですと言ったんですけど、松山ハルコ先生は妊婦さんの役だったので、アイドルを卒業してすぐに妊婦さんの役をやってもいいのかなって、迷った部分はすごくあって、ファンの方からのイメージも変わってしまうかもしれない、やってしまったらどうなんだろうかと迷いました。

でも、これから私が役者として一歩踏み出してやっていくとなったときに挑戦してもいいのかなと思ってやることを決めました。

――主演の森保まどかさん(元HKT48)との共演も話題になっていますね。

【神志那結衣】まどちゃん(森保まどか)が主演と聞いて、HKT48を卒業してまた共演できるのが本当にうれしいですね。

まどちゃんにとっては卒業後の初舞台、初主演なので、それに携われるっていうのがすごくうれしくて。作品も有名ですし、初めて舞台化される作品に出られるというのもさらにテンションがあがりました。

――今回で舞台への出演は7作目、HKT48卒業後では2作目となりますが、グループを卒業してからの舞台出演にはどのように感じていますか。

【神志那結衣】HKT48を卒業して初めての舞台『へなちょこヴィーナス』は、初めての小劇場だったし、48のメンバーがいない舞台にひとりで出演するのも初めてだったので、めちゃめちゃ不安はあったんですけど、でもこれがその世界かっていう新しい世界を見ることができて新鮮でした。

『へなちょこヴィーナス』を制作したSTRAYDOGさんは、キャストも含めて、ぜんぶ自分たちでやる感じだったので、これが舞台の大変さというか、みんなで舞台を全部ゼロから作り上げていくということを学ばせていただきました。どんどん新しいものを見ていっている感じがします。

――そして、今回は新しいことを経験した上での2作目の作品ですね。

【神志那結衣】周りがプロの役者さんばかりなので、皆さんすごいなと思います。初めての稽古から台本なんて当たり前のように持ってこないし、みんな長い台詞があるのに、もうすでに頭に入れている方が多くて。

今回の作品で7本目になるので基本的な部分はわかるんですけど、行くとこによってやり方や劇場の広さも違うし、周りの環境で全然違いますね。今回の「かめありリリオホール」はかなり大きい劇場と聞いているのでうれしいです。

前回は小劇場で高校生役、今回は大きな劇場で妊婦さんの役と、そのギャップが凄いです。大きなステージで松山ハルコという役を演じさせていただくことは本当に大きなチャンスだなと思うので、感謝の気持ちを持ちながら精一杯挑みたいなって思います。

■ちょっと雰囲気が似ている役者さんを思い浮かべてその方をまねるように意識している

――役柄は妊婦さんですが、性格の上でその役柄との共通点だったり、また逆に違うところがあれば教えてもらえますか。

【神志那結衣】何か一つ悩みを抱えているけど、でもそれを周りに見せないように明るく振る舞ってるみたいなところが似てるかなっていうのは思ってて。

心臓が生まれつき弱いっていうのが松山先生なので、それを抱えながらも妊娠して、死ぬかもしれないっていう恐怖があるのに、それを生徒の前では見せずに明るく振る舞ってるっていうのは、私にはそんな大きいな悩みはないけど、周りに見せないようにするという意識はちょっと似てる部分があるのかなって思いました。

違うところは、周りのみんなを引っ張っているところです。松山先生はみんなの方から先生に歩みよっていく存在ですけど、私はどっちかというと、自分の方から行く方です。どっしりと構えたすごい大人の役なので、そこは違うかなって思いますね。

――違う役を演じる上で何か意識して、こういうふうにして演じてみたいというのはありますか。

【神志那結衣】自分と違う役なので、ちょっと雰囲気が似ている役者さんを思い浮かべてその方をまねるように意識しています。

――そういうやり方もあるんですね。

【神志那結衣】意識しながらやると私はやりやすくて。この人だったらこうするなみたいな。

――初めての先生役だと思いますが、いかがですか。

【神志那結衣】これまでは私が引っ張られる役ばっかりだったので、引っ張っていく先生役は難しいですね。

――役柄を演じて、憑依する方も多いと聞きますが、神志那さんはいかがですか。

【神志那結衣】前回の『へなちょこヴィーナス』のときはうわーっと自分の感情を全部さらけ出す役だったので、その時期は気持ちも明るくなっていました。きっと乗り移る憑依型なんだと思います。

今はまだそんなとこまでいってなくて、よくわからない状態になっていますが、本番が近づくに連れて徐々にそうなっていくと思います。

■まどちゃんの成長を近くで見ることができてうれしい

――台詞はどんな風に覚えていますか。

【神志那結衣】とにかく台本を読む。いろんなことを試しているんですけど、自分で録音して、それを流しながら言ったりとかもするし。

とにかくうわーっと覚えて、覚えたことをひたすらブツブツつぶやくっていうやり方をやっています。お風呂入りながらでもとにかくつぶやいています。

――台詞だけにとらわれていると、動きの方がついていけないこともありますよね。

【神志那結衣】そうですね。今までダンスもやっていたので、動きに関してはスムーズに動けます。今までの経験が生きているのかあまり意識したことがなかったです。

――主演の森保まどかさんは、神志那さんと同じ元HKT48のメンバーで、共演も話題になっていますね。

【神志那結衣】最初に一緒に稽古したときは、2人とも声が出てなくて、もっと出してって言われてたんです。でも、久しぶりに稽古に来たときには、まどちゃんはすごい声が出ているし、演じるユリになりきっていました。

みんなともすっかり打ち解けていて、初めての舞台で台詞もたくさんあって大変なのに、すごく楽しそうなんですよ。やっぱり、習得の速さがさすがだなって。キラキラしていてかわいいです。まどちゃんの役者としての成長を近くで見ることができている私、なんかうれしいって思いました(笑)。

――先日、森保さんにインタビューした際に、神志那さんから台詞の覚え方を教えてもらったとお話されていました。

【神志那結衣】そこのイス(稽古場にある)に座ってるときに、「じーちゃんはどうやってセリフ覚えてるの」って言われて、さっきみたいに私はとにかくブツブツブツブツつぶやいて、なんか本当に感情を無にしたときに言えるぐらいになると、いつでも台詞が出てくるみたいですよって言ったら、そうなんだって言ってましたね。

――森保さんが神志那さんからのアドバイスを実践されていると話されてましたね。おふたりはとてもいい関係ですね。

【神志那結衣】まどちゃんがそう言ってくれたんですか。うれしい。ありがたいです。

――役柄を演じるうえでここに注目して欲しいというのを教えてください。

【神志那結衣】妊婦さんの気持ちになるってなかなかわからない感情だから、とにかく妊婦さんはどこが痛いとか、どこがつらいとかっていうのを、舞台上には出せないかもしれないけど、心の奥底に常に意識しています。

あと、周りから慕われる先生ってどんな感じなんだろうって思って。それを考えたときに生徒たちひとりひとりの目をしっかり見たりとか。元気でいるのが先生だと思うので、元気にハキハキしながらも芯のある先生っていうのを演じています。

■すごい悪者になって観た方から嫌われたいです

――全体的な作品の見どころを改めて教えてもらえますか。

【神志那結衣】合唱のシーンです。最初はみんなが全然まとまってないのに、いろんな人の感情が動いて、最終的にはまとまって一体になるっていうのが見どころです。生の舞台を見ると全然違います。生ものだから、その人の感情が動いて演じているからすごく楽しめると思います。

――今後、女優として舞台に限らず、映画やドラマに出演の機会もあると思いますが、こんな役柄に挑戦してみたいというのがあれば教えてください。

【神志那結衣】悪役を演じてみたいなと思っています。悪女、すごい悪者になって観た方から嫌われたいです(笑)。

――嫌われるとすごい印象に残りますね。

【神志那結衣】はい。そう思います。役者として嫌われるの役を演じるのが目標です。

――そんな神志那さんは今年9月に10年間在籍したHKT48を卒業されました。なぜこのタイミングで卒業されたんですか。

【神志那結衣】いっぱい後輩が入ってきて、同期のメンバーもやめて、自分の居場所みたいなのがちょっとわからなくなってきたのが正直な気持ちです。

すごくありがたい環境をいただいて、ダンスも全部習得したし、HKT48ではなんでもできちゃうから、ここにいても自分は成長しないなって思い始めるようになって。もっと成長したいと思ったときに、ここにいちゃだめだと思って卒業を決めました。

――HKT48やアイドルに未練はないですか。

【神志那結衣】楽しかったし、辛かったので、もう未練はないです(力強く)。その思い出だけでも胸がいっぱいです。もうやり切ったとずっと思っていたので、卒業をいつにしようかなってずっと思ってました。

――そうなんですね。そんな神志那さんの歌声を聞きたいと思うファンも多いと思いますが、作品の中で神志那さんが歌うシーンもありますか。

【神志那結衣】残念ながら一瞬だけ口ずさむぐらいです。信じられないぐらいちょっと100分の1ぐらいです(笑)。

――女優以外にもこんなことに挑戦したいことがあれば教えてください。

【神志那結衣】今は、何かをプロデュースしたいっていう気持ちが出ています。例えば洋服とか小物と何か自分で作ってみたいです。

――それは楽しみですね。最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

【神志那結衣】今回、私が演じる役が妊婦さんなので、ファンの皆さんはステージに私が出たときに多分すごくびっくりすると思うんですけど、そこは驚かずに舞台の作品として、神志那結衣ではなくて、役柄の松山ハルコとしてしっかりと観てもらえるように、私も役に入り込んで頑張るので、この作品を楽しみに待っていてください。

撮影・取材・文=野木原晃一

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