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【漫画】80年代風のツッパリが描くのは、まさかの百合漫画!?予想外のコラボに反響続々!

  • 2022年7月15日
  • Walkerplus

ばっちり決めたリーゼントに改造制服のボンタン。そんな80年代スタイルに身を包んだ不良が夢中になって描いているのは、まさかの百合漫画...!?

漫画家の齊藤万丈(@BAAANG_joe)さんが描いた「百合漫画を描いてる不良の漫画」が大きな話題を呼んでおり、Twitterではなんと5万件以上のいいねが寄せられている。そんな齊藤さんに、漫画を描いたきっかけや、不良漫画にハマったきっかけなどについて聞いてみた。

主人公の信沢は、百合漫画(女性同士の恋愛)を描く同人漫画描き。次の作品を考えていたところ、同じ学校のユミとサワコを見て新たな話を思いつく。夢中になって筆を進めていると、そばで漫画を見ていた根上から「キッッモ」という一言が。その言葉に火がついた信沢は、作品ができるたび、根上に見せて良さを分かってもらおうとするのだが...。

■不良と異色の題材を組み合わせたギャグ漫画。作品が生まれる原点とは?
不良×百合漫画という、予想外のコラボで描かれた今回の作品。作品が生まれたきっかけは何だったのだろうか。

「だいぶ前に『同人漫画を描いている不良』というキャラを作っていたので、そのキャラをもとに話を広げて描いた作品です。百合漫画にしたのは、単純に私の趣味です」

齊藤さんが今までTwitterに投稿した作品は他にも、「YouTuberになろうとする不良の漫画」や、「オタク友達が欲しい不良の漫画」など、不良のイメージからは予想できないものばかり。内容はどのように思いつくのか聞いてみた。

「何か話を作るときは、いつも好きなものと好きなものを組み合わせて作っています。なので、趣味に没頭しているときに思いつくことが多いです」

百合漫画に限らず、好きなものや趣味が、作品を生み出す原点になっているそうだ。

■「好きなキャラしか出てこないじゃん!」不良漫画との出合いは中学生のとき
実は、漫画家を志したときは少女漫画を描こうとしていたという齊藤さん。全くジャンルの異なるツッパリや不良漫画とはどんなきっかけで出合ったのだろうか。

「中学のとき、友人が昔の不良漫画をすすめてくれたのがキッカケです。それ以前から不良っぽいキャラは好きだったので、『好きなタイプのキャラしか出てこないじゃん!』と、どんどんハマっていきました」

特徴の80年代スタイルの登場人物や作風には、「このキャラデザインを令和で見られて幸せ」といった声の一方、「昭和の世界だと思ったらスマホ出てきてびっくりした」など、絵柄と内容の差に驚く人も。齊藤さんに80年代の作品の良さや、魅力を聞いてみた。

「当時の空気感を想像することができるというのが、個人的にも一番いいなと思うポイントです。私が生まれる前の時代なので、新鮮に見えるというのも魅力的だと思います」

■読者の声はモチベーションに。作品作りの迷いも少なく
「百合漫画を描いてる不良の漫画」には、「めちゃくちゃ面白い」などの声が多数寄せられ、コメント欄もかなりの盛り上がりを見せている。どこでもヤングチャンピオンで連載中の漫画「ドリーム☆ドランカーズ~ヤクザと魔法の杖~」も、Twitterで話題となり連載が始まった作品だ。読者の反応が直接見られることは、漫画家としての活動にも良い影響となっていると、齊藤さんは話す。

「シンプルにモチベーションに繋がります。ずっと背中を支えてもらっているようで、不安になることが少なくなったので、話を作る際にあまり迷いがなくなりました」

最後に、読者へメッセージを貰った。

「今後も変わらず、好きなものを好きなだけ描き続けたいと思います。私の作品を読むことが、一瞬でも娯楽になれば嬉しいです。これからも精進していきます!」

不良漫画の新たな一面を作り出し、読者を引き付ける齊藤さんの作品。これからも齊藤さんの「好き」が詰まった漫画を心待ちにしたい。

取材・文=松原明子

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