
先日閉幕した「北京2022冬季オリンピック」では、カーリング女子の日本代表は史上初となる決勝戦に進み、見事銀メダルを獲得しました。4年前の「平昌2018冬季オリンピック」をきっかけにすっかりカーリングのトリコとなった漫画家・蘭木流子さんが、オリンピックにとどまらない、その魅力や楽しみ方を漫画でわかりやすくお伝えします。
■国際大会で知ったカーリングの楽しみ方
2019年の春に初めて行った「長野県カーリング選手権大会」ですっかり“生観戦”にハマってしまった蘭木さん。同年・夏に札幌で行われた「どうぎんカーリングクラシック」にも足を運ぶなど、どんどん“沼”に足を踏み入れていったようです。その年の冬には「軽井沢国際カーリング選手権大会」も観戦しようと、ふたたび軽井沢に足を運びました。
国内大会とは打って変わってお祭りムードだった国際大会。グッズもたくさんあって、試合前からワクワクが止まらなかったとか。
「ストーンモチーフのアクセサリーやハウスモチーフのコースター、ストーン型ベルが着いたクリスマスリースなど、かわいいグッズがずらっと並んでいました。応援用のベルは、試合中に鳴らしている人もけっこういたと思います。我々は小さいサイズを購入しましたが、大きいサイズのベルを鳴らしている人たちもいて、やっぱり音があると客席が盛り上がるなーと思いました」(蘭木さん)
■試合会場内でも軽井沢を堪能!
会場では、長野県の食材を使ったメニューも振る舞われていて、軽井沢気分を堪能できたよう。
「カレーとオムライスが提供されていました。セットで付いていたサラダが地元の野菜を使っているそうで、とても新鮮で美味しかったです。あとはスポンサーに全農が入っているだけあって、美味しいお米のおにぎりも。それから、地元のカフェも出店していて、暖かいコーヒーやカフェラテがいつでも飲めたのが、寒い会場での観戦にはとてもありがたかったです」(蘭木さん)
カーリングは季節を問わず氷上で行われるスポーツです。当然、会場は1年中寒いはず。そんなカーリング観戦に必須のグッズも聞きました。
「膝掛けや手袋など持って行きましたが、持って行って一番役に立ったのが、お尻の下に敷く断熱シートです!長時間観戦していると、お尻からジワジワ冷えてくるので、あるとないとでは本当に大違い。ネットで折りたたみ式の小さいサイズのものが売っているので、観戦に行く際は一つ持っておくことをオススメします。会場でも貸し出していますが、席数よりは少ないので、大きな大会だとなくなっちゃいます」(蘭木さん)
■世界選手権ではオリンピックとは違ったチームが活躍中
3月19日より、オリンピックに続いて「カーリング女子世界選手権2022」が開催されています。オリンピックで銀メダルを獲得したロコ・ソラーレではなく、今回代表として出場しているのは中部電力チームです。
「中部電力さんの魅力は、なんといっても技術力の高さです。選手のキャラクターとしては、試合中はわりと飄々としていて(特にスキップの北澤選手)、クールに難しいショットをバシバシきめるし、少しミスしたとしても引きずらずにすぐに持ち直すところが、本当にかっこいいなと思います。一方で、アイスを降りると皆さん笑顔で明るくて、そのギャップも見ていて和みますね。
漫画の最初のほうでも少し触れた『2019年の世界選手権で4位を取ったチーム』というのが中部電力さんです。今大会ではメダルも期待できるので、ぜひ試合をチェックしてみてください!」(蘭木さん)