読者から寄せられる実体験をもとに、ホラーから感動作まで幅広い作品をInstagramやブログに投稿している漫画家のババレオさん(@babareo2)。これまでウォーカープラスで紹介した際には、ユーザーから恐怖するコメントが多く寄せられ、大きな反響を呼んだ。
今回は、2021年に紹介したホラー漫画のなかから特に反響が大きかった人怖系の恐怖作をご紹介。作者であるババレオさんに解説を聞いた。
■彼は本当にただの“見張り”?「廃墟の男」
ホラーやオカルト好き、はたまたアート好きの間で人気ジャンルとして確立している「廃墟」。この作品に登場する男性も廃墟に魅了された1人で、廃校を写真におさめているときに謎の男に遭遇する。男は廃校で、何をしていたのか。謎が謎を呼ぶ人怖系ミステリーホラー。
「フォロワーさんの投稿をもとに漫画化したものです。念のためですが、廃墟での撮影は管理者の許可が必要になります。投稿者さんは確認を取ったうえで訪れたとのことです。管理者がいるとはいえ、常に管理されているわけではないでしょうから、こういったことはあると思います。家を失った人が住み着いたり、何かよからぬ取引の場所として使われたり、粗大ゴミを廃棄したり、あるいは見られてはマズイものを廃棄したりと、さまざまな目的として使われているでしょう。投稿者さんは運悪く、その“何か”が行われていたタイミングで足を踏み入れてしまったのだと思います。もちろん不法投棄する人間を見張っていた可能性もゼロではありませんが…。なんにせよ、こう言った場所での心霊的な体験もよく聞きますし、犯罪に巻き込まれないためにも廃墟に足を踏み入れることはあまりおすすめできませんね」
リアルな恐怖を感じさせた今回の作品。次回はどのような作品で怖がらせてくれるのか?乞うご期待!
取材・文=橋本未来