読者から寄せられる実体験をもとに、ホラーから感動作まで幅広い作品をInstagramやブログに投稿している漫画家のババレオさん(@babareo2)。これまでウォーカープラスで紹介した際には、ユーザーから恐怖するコメントが多く寄せられ、大きな反響を呼んだ。
今回は、2021年に紹介したホラー漫画の中から特に反響が大きかった恐怖作をご紹介。ババレオさんに制作秘話を聞いた。
■鏡の中に現れたのは…「鏡が割れたその日から不思議な事が起きました」
化粧台の鏡が割れてしまったことで、次々と恐怖に遭遇する正統派ホラー。ババレオさん自身も「読者を怖がらせたい一心で描いた」と語るほど、ストーリーはもちろん、1枚1枚の絵も恐怖を増幅させる。
「このお話は、投稿者さんが子供から大人になるまでに起きた出来事を僕がコンパクトにまとめさせていただいたものです。元のエピソードはここまで理路整然としていなくて、それぞれの出来事の意味もよく分からなかったものを僕なりに解釈し、『こういうことなんじゃないですか？』と投稿者さんと相談しながら描いていくという感じでした。難しい作業でしたけど投稿者さんもおもしろがってくれたので、描いている時は楽しかったですね。絵的にもけっこう怖い絵を描けたなと思っていて、この作品は今でも自分の中でトップクラスに怖い漫画だと思っています。最近また新たにエピソード募集をしようと思っているので、まだ知らないホラーやミステリーに出会えることにワクワクしています」
異様に怖いと好評を博した衝撃ホラー作品。次はどんな作品で怖がらせてくれるのか、来年も期待！
取材・文＝橋本未来
