密を避けて楽しめるスポーツとして人気が再燃しつつあるゴルフ。しかし、なかなか思うように上達しない…と悩んでいる方も多いのでは?そこで今回は、世界で話題のジョージ・ガンカス理論(GGスイング)の伝道師・フジモンティこと藤本敏雪氏に、ゴルフにおける日々の悩みや質問を解決してもらった。
実際にプロコーチとしてレッスンを行う藤本氏が、生徒からの質問、悩み、陥りやすいミスを厳選。初心者にも分かりやすく、あらゆる悩みをシンプルに解説した著書『自分史上最速で上達する 悩み解消ゴルフスイングレッスン』の中から、スイングに関する悩みをピックアップした。コツさえつかめば、思い切り飛ばせるようになるかも。
■Q:アドレスの基本を教えて!アドレスがとても大事と言いますが、注意点は何ですか?
【お悩み】アドレスが決まらないとスイングも決まらない...。それは理解しているけれど、結局どれが正解なのかも分からない!グリップは上から握る?それとも下から?いろいろありすぎて大混乱。結局、どうすれば良いの?
A:下から重たい荷物を持ち上げる格好が自然のポジション
【回答】皆さんが実践されているのは「手をダランと下げた位置でグリップする」といった方法ではないでしょうか。実は、これでは正しいポジションで握ることはできません。コツは、重い荷物を持ち上げるように両腕を外旋させ、ヒジを下に向けたまま手を下げること。「ワキを締めた状態をキープしてダラ~ンと下げる」。これで、アドレスがしっくりくるはずです。
■Q:アドレス時の左手首の角度ってどのぐらい?なかなか正解が見つからない左手首の角度。どうしよう?
【お悩み】「左手首の角度をキープすることが大事」と、よく聞くけれど、そもそもどの角度でキープすれば良いのかが、分からない……。ウィークで構えるときと、ストロングで構えるときとでも違うの?基本となる目安が知りたい!
A:グリップの真上から1時までの間で許容範囲を待たせよう
【回答】実は、手首の角度はスイングのパターンによって変わってくると言えます。でも、だからこそ難しいもの。初心者であれば、左手の親指の位置をグリップの真上から、時計でいうと1時ぐらいの向きへわずかに向けると良いでしょう。球をつかまえようとして左手をかぶせ気味にするのは、おすすめしません。
■Q:右手のグリップ。親指と人差し指の位置がしっくりきません……。親指と人差し指の位置がいまだに「迷子」で困ってます
【お悩み】ミスショットや、スイングの軌道が定まらない原因とされることも多い、右手のグリップ。にもかかわらず、なんとなく見て見ぬふりをしてしまいがちな、親指と人差し指の位置。この際、しっかり正しい位置を身につけちゃいましょう。
A:第一関節と第二関節を曲げて「輪っか」を作ればOK
【回答】右手のグリップは、親指と人差し指のつけ根がパックリと開いた状態で握っている方が多く見られます。つまり、親指が内側に屈曲している方が多い。でも、どちらかといえばその逆がおすすめ。イメージはいわゆる「いいね ! ボタン」。人差し指と親指で「輪っか」をつくってグリップを握ると、きっとしっくりくるはずです。
■Q:スイング始動でどうしても腕主導になってしまう!頭では分かっているのになぜか気づくと手が先に動いてます
【お悩み】カラダの回転につられて腕が勝手に動く、そんなトッププロのようなスイングは憧れだけれど、実際のところは、同調どころか腕主導のスイングになりがち。もっと飛距離をアップさせたい!からこそ教えてほしい、カラダと腕を連動させるコツ。
A:アドレスを見直せば腕とカラダが連動する!
【回答】これは、ほとんどの人がアドレスに問題あり!構えたときに腕をピンと張っていませんか?これでは腕に神経が集中してしまい、腕主導になってしまいがち。理想的なアドレス、つまり、背中を丸くして腹筋をやや縮め、両腕の力を抜いてゆとりを持たせた状態をつくることができれば、腕とカラダが一体となって動きます。