元AKB48の後藤萌咲が5月20日に誕生日を迎え20歳になった。AKB48を卒業してから約2年、ソロ曲の発売や数々の舞台への出演、ゲーム実況やラジオのパーナリティー、モデルと幅広く活動している。20歳になった後藤に今の心境や今後について話を聞かせてもらった。
■自分は何ができるんだろうというのを考えるようになった
――AKB48を卒業して2年が経ち、もう20歳ですね。お酒は飲みましたか?
【後藤萌咲】はい。飲んでみました。お休みの日にゲームをやりながら飲むこともあります(笑)。タンブラーに氷とカクテルやサワーを入れて飲むというのがマイブームです。ビールもおいしく飲んでいます。父親がちょっと顔が赤くなるくらいなので、私も似てわりと強いほうだと思います。母親は“場酔い”するタイプで、飲んでなくてもその場にいるだけでテンションが高くなってますね。
――後藤さんがお酒の話をこんなにするとは、もうすっかり大人ですね。自分のなかで何か変わったことはありましたか?
【後藤萌咲】変わっていないと言えば、変わってないんですけど、将来は何になるか、どうするのかを考えている友達も多くて、自分も将来が気になるようになりました。AKB48を卒業してからもずっと芸能界でお仕事してきて、バイトもしたことがないですし、就活もしたことがないので、自分は何ができるんだろうというのを考えています。
AKB48に在籍していたときに行っていた岩手(東日本大震災における復興支援プロジェクト)、あのときはスタッフさんに連れていってもらっていましたが、20歳になった今は、貢献できることを自分で考えて、自分の意思でひとりで行って活動することもできるので、何かできればいいなと思っています。
――以前からまじめな印象はありましたが、しっかりと考えられていますね。お仕事では、舞台へ積極的に出演されたり、ソロの新曲を配信リリースされています。最近の活動について教えてください。
【後藤萌咲】今年はとにかくお仕事をいっぱいやらせていただいてます。私はスケジュール表がお仕事の予定で埋まるのが大好きなんですけど、いろんな色で埋まっていて、こんなにいっぱいお仕事をやったんだな、がんばったんだなって、ニヤニヤしています。
音楽活動では、『サファイアブルー』『TOKYO WONDER』とソロ曲を2曲リリースさせていただきました。AKB48では、選ばれたトップクラスのメンバーだけがソロ曲を出せるという状況だったので、ソロ曲を出せることの凄さは、誰よりもわかっています。私が2曲も出せるなんて夢のようなことだと思っています。
今、ラジオ番組(クリエイターズ・スタジオ with ボカコレ<JFN系列>-火曜日レギュラー)もやらせていただいていますが、番組で自分の曲が流れたときは感動しました!
あとは、舞台にもたくさん出演させていただきました。6月に、新宿村LIVEの舞台 『ワタシタチのキョリ』という作品に、元NMB48の久代梨奈ちゃんとW主演で出演し、昨年は、朗読劇『READING LIVE DREAM~2020 in August~』やシアター1010にて上演された『春の陽だまりの如し』にも出演させていただきました。
また、今年の9月(2日〜12日に上演)には、『少年社中 第38回公演【DROP】』という舞台を紀伊国屋ホールという大きなステージでやらせていただくことになりました。とても順調なんですけど、同時に、「自分にはお芝居が向いているのかな」ってちょっと感じ始めてしまって…。
歌ったり踊ったりの舞台は得意なんですけど、お芝居で演じるとなると後藤萌咲じゃない自分ということになるので、なんか違和感があるというか、どうしても苦手に感じるようになってしまいました。違うキャラクターを演じるのがどうも苦手で、役柄を演じるときも自分がわかる感情を入れてやっています。
■あらためて自分は歌うことが好きなことに気がついた
――数々の舞台への出演を通して、後藤さんがさらにステップアップする過程のなかで、自分自身と向き合っているということかもしれませんね。
【後藤萌咲】そうかもしれません。舞台は、ファンのみなさんはもちろん、お仕事で関係する方にも、自分を観てもらいやすいですし、いろんな人と関わるきっかけにもなります。キャスト、スタッフさんはもちろん、ファンのみなさんも含めてみんながひとつになって作り上げるのが舞台の魅力で、みんなで一緒にがんばるぞという一体感が楽しいです。
――幅広く活動されていますが、いちばん好きなものは何でしょうか?
【後藤萌咲】AKB48を卒業していろいろなお仕事をやらせていただくなかで、あらためて自分は歌うことが好きなことに気がつきました。今後もずっと歌うことは続けて行きたいと思っています。踊ることも好きだし、ゲームの実況もやらせていただいていますので、歌いながらもいろんなことに挑戦して、なんでもできる人になりたいなと思います。
あとは、2歳からキッズモデルをやっていましたので、モデルのお仕事も積極的にやっていきたいです。
――帽子のブランド、3891キャップのイメージモデルを務められていますね。
【後藤萌咲】はい。普段あまりキャップを被らないほうなんですけど、このキャップは被ってみると軽くて、被った感じも柔らかめで、通気性もいいです。あとは、ほかのキャップよりもツバが長めで、深く被れるので日よけにもなりオススメです。
――いま、夢中になっていることはありますか?
【後藤萌咲】料理を作っています。父親もおいしいと言って食べてくれました!最近は、一からチヂミを作りました。あとはニラ玉を作るために、オイスターソースやいろんな調味料をいっぱい買いました!
――最後にファンの皆さんにひと言お願いします!
【後藤萌咲】芸能活動でいろんなことを発信して、みなさんに元気を届けたいです!
撮影・取材・文=野木原晃一