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「レトロかわいい」イラストが刺さる!Z世代が描く80年〜90年代の魅力とは?

  • 2021年4月16日
  • Walkerplus

80年〜90年代のファッションやアイテムを描いた作品が、ノスタルジックだけど新しいポップなイラストで「レトロかわいい!」とSNSを中心に話題を集めている。手がけているのは、福岡県を拠点に活動している、イラストレーター・火曜びさん。見た人の心を鷲掴みにするイラストの数々がいかにして生まれたのか、作品に込めた想いやルーツについて聞いたみた。

■キラキラしていて切なげな、80年〜90年代をイラストに
――“Z世代”といわれる1998年生まれの火曜びさんにとって、イラストで描く80年〜90年代はリアルタイムではない時代がテーマになるかと思います。生まれる前の当時を描くようになった、きっかけというのは?

「ひとつは、映画『下妻物語』を観たとき、挿入歌で使われていた尾崎豊さんの曲を好きになったことがきっかけです。歌や言葉だけでなく、尾崎さんのスタイルも好きで、彼のイラストを描いていくうちに当時の時代背景や、歌謡曲やアイドル、ファションが好きになっていきました。当時のファッションや髪型には言葉では言い表せられない、あの頃ならではのキラキラしている感じや、どこかセンチメンタルで儚い感じがあって、描いてるととても楽しいんですよね。また、子供の頃からアニメの再放送を観て好きだった『らんま1/2』『うる星やつら』『めぞん一刻』などの高橋留美子先生の作品も大好きで、影響を受けています」

――SNSでは「どうすればこんなにかわいいファッションが思いつくの?」といった、アイデアの元に関する反響もたくさんありますね。描く上で、インスピレーションを受けているものなどありますか?

「当時の写真やライブ映像を観たり、そこに映っている観客のファッションなど参考にして描いています。あとは、自分の親がその当時が青春時代だったりするので、参考のために写真を見せてもらったりしています。最近、SNSで特にたくさんの方に見ていただけた、『あの頃は、ママもパパも若かった』のイラストも、実家で見つけた親の写真なんですよね。だけど、そのまま描くとまんまになってしまうので、ヒントをもらうぐらいで。私のオリジナルになるように、色合いや私の好きなものを掛け合わせて表現するようにしています」

――「火曜びさんの作品ならでは」という点では、懐かしさだけでなく、明るくポップなタッチもとても魅力的です。

「ひとりでも多くの方に作品を通して明るい気持ちになってもらえたらという思いで、明るいタッチや色使いで描いています。自分自身がマイナス思考なところがあったりするので、自分を元気づけるためにも、描きながらワクワクしたり前向きになれるイラストを描いているところもあります」

■見た人が明るい気持ちになれるようなイラストを描き続けたい
――明るい気持ちにさせてもらえたイラストでいうと、最近では春にぴったりのお花見や卒業をテーマとしたイラストが話題を集めていましたね。

「お花見のイラストは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、昨年も今年もできなかった人が多いと思うので、少しでもお花見気分を楽しんでいただけたらと思って描きました。また、私自身もこの春に大学を卒業したところなのですが、同じく今年卒業された方にお祝いの気持ちを込めて描かせていただいきました。リアルタイムで卒業された学生の方はもちろん、大人の皆さんにも懐かしんでいただけたり、『青春を思い出した!』というメッセージもいただけてとてもうれしかったですね」

――ファッションや人物の表情のほかにも、背景の描き込みが素敵だというコメントも。

「そう言っていただけてとてもうれしいです。だけど、妹には『背景がぜんぜん描けてないから練習した方がいい』と言われたりしていて(笑)。頑張らないとなと思っているところです…!」

――火曜びさんの名義を一緒に考えていたという、妹さんですね!(名義を考えていた日が、たまたま火曜日だったため命名したそう)妹さんも絵を描かれているのですか?

「妹も絵が好きで、『バランスが悪い!』とか、いつも的確な意見をしてくれるんです。私と違って、妹は現代のアニメが好きだったりするのですが、私のイラストも『かわいいね』と第三者的に見てくれていて。SNSで投稿する前には、必ず妹のチェックをしてもらってからでないと安心してアップできないぐらいです(笑)。最近は『もっといろんな絵をかけた方がいいよ』と言われているので、アニメーションにもチャレンジしていけたらと思って練習しています!」

――4月からスタートした、濱家隆一(かまいたち)さんがレギュラー初・単独MCのテレビ番組「芸人動画チューズデー」(テレビ東京・毎週火曜24時30分〜)のロゴやイラストを手がけられていましたね。活動の幅が広がっている中で、改めて今後の展望をお聞かせください。

「まさかテレビ番組のロゴやセットの背景、芸人さんのイラストまで任せていただけるようになるとは思っていませんでした。SNSをきっかけに、想像してなかったお仕事をさせていただけるようになったのはとてもありがたいです。これまで手がけてきたアーティストさんのジャケットや、アパレルさんのイラストはもちろん、これからはファッション雑誌の挿絵や、占いの連載、オリジナルグッズの制作・販売など、あたらしいことにもどんどんチャレンジしていきたいなと思います!そして、少しでも明るい気持ちになれたり、懐かしいなと思っていただけるよう描き続けたいです」

取材・文=大西健斗

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