柴犬2匹の仲睦まじい姿や、旅行好きの飼い主さんと日本各地を旅する写真に「かわいすぎる!」とファンになる人が急増中の「豆柴なつ&ふゆ」(Instagramアカウント@mameshiba.natsuinu56)。2020年10月には、日本47都道府県を訪れた柴犬であることから、「旅柴」としても話題に。そこでウォーカープラスでは2匹の旅の軌跡を連載として追いかける。
第2回は青森県旅行の様子をお届け。珍しい二重カルデラとして有名な十和田湖や奥入瀬渓流など、大自然のなかでのびのびと過ごす2匹の姿に注目を。
■紅葉した奥入瀬渓流で、なつ&ふゆがトレッキングに挑戦
食いしん坊な赤柴の「なつ」と、人懐っこい黒柴の「ふゆ」。柴犬よりも小さなサイズの豆柴の2匹は、旅行好きな飼い主さんに連れられる「旅柴」として全国各地を巡っている。
今回は、なつ&ふゆを連れて2度訪れたという青森県の旅のエピソードをご紹介。2019年に訪れた際にまず向かったのは、青森県と秋田県にまたがる十和田湖から流れ出る「奥入瀬渓流」。10数カ所の滝や奇岩が渓流美を作り出し、四季折々の景色を望める渓谷では、お散歩大好きのなつ&ふゆもトレッキングにチャレンジした。
奥入瀬渓流の本流にかかる最大の滝・銚子大滝の前で写真撮影をしていたところ、なつ&ふゆのあまりのかわいさにいつの間にか人だかりができたという。ほかのトレッキング客からもカメラを向けられ、10分程足止めを食らい、突然大勢の人に囲まれたなつは終始落ち着かない様子だったとか。
渓谷をあとにして、そこから十和田湖へ。湖畔はたくさんの枯れ葉が積もっていて、ふかふかとした気持ちいい道のりをお散歩したなつ&ふゆ。枯れ葉でじゃれて遊んだりしながら、ここでも2匹は上機嫌だったという。
十和田神社や十和田湖畔にある乙女の像にも立ち寄り、そこから十和田市現代美術館にも足を伸ばした。草間彌生や奈良美智の作品をはじめ、世界的なアート作品を展示している美術館では館内がペットNG。なので、敷地内にあるさまざまな現代アートオブジェと記念撮影をして回ったなつ&ふゆ。こちらの代表オブジェでもある、フラワーホースの前でも忘れずにパシャリ。
飼い主さん曰く、青森のペット旅行のいいところは、観光名所とお散歩コースが合体しているところだと言う。「観光スポットは多くないですが、青森県は自然豊かなロケーションがすばらしいです。奥入瀬渓流や十和田湖など、観光名所をペットと一緒にお散歩できるのがうれしい。道も歩きやすくなつ&ふゆも喜んでお散歩していましたし、車も通らないので安心安全です」
美術館は広大な公園のようになっているので、ここでも2匹は自由に遊び、のびのびと過ごしていたという。世界的なアートに触れて、なつ&ふゆも芸術を十分に堪能したようだ。
■本州最北端のマグロの聖地にも!
2020年10月には天気がよければ北海道の山々も望めるという、本州最北端の大間崎へ。
大間崎までは高速道路が通っていないため、三沢インターで降りて、延々と続く曲がりくねった下道を3時間走り続けてやっと到着したという。
漁業が盛んな町では“黒いダイヤ”と呼ばれる本マグロが水揚げされていて、脂が乗った極上のマグロが有名。立ち寄ったマグロ店もペットNGだったため、飼い主さんはマグロの切り身を少しだけ車に持ち帰り、なつ&ふゆにもお裾分けした。相当おいしかったのか、ふゆはいつまでもマグロをペロペロと味わっていたそう。
自然豊かな青森県で大好きなお散歩を満喫したなつ&ふゆ。そんな2匹の旅はまだまだ続くのだった。
※当記事は過去に旅した写真を交えて構成しています。