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外出自粛で外食に行けないなら、プロの味をおうちで再現!大人気板前YouTuber「まかないチャレンジ!」あべさんにインタビュー

  • 2020年12月23日
  • Walkerplus

コロナ禍で外出を控え、外で食事を楽しむ機会が減っているのでは?代わりに、自炊する機会が増えたとの声もよく聞くようになってきた。とはいえ、外で食べるような美味しいごはんを自分で作るはなかなか難しい。

そんな中、プロの板前さんがYouTubeで家にあるもので手早くできる絶品レシピを公開し、ファンが急増中。レシピ本を出すほどの活躍ぶりという「まかないチャレンジ!河原のあべ」チャンネルのあべさんに、動画制作や裏側などについて話を聞いた。


―東京・墨田区の下町で、天ぷら店を営まれているあべさん。YouTubeのコメント欄を読むと、「この前お店に行きました~!」と書き込んでいる視聴者さんもいますね。動画をきっかけに来店されるお客さんも増えているとのことですが、一番遠くからだとどこから来られるのでしょうか?

あべさん:一番遠い方だと、海外にお住まいの方がいましたね。確か、アメリカのニューメキシコだったかな。何かの用事のついでにいらっしゃったようでした。仙台など東北から、「東京に出張の時は行こうと決めていた」という方も結構いらっしゃいます。

動画のコメントでは、北海道や沖縄の方で「東京に行く際には是非行きたい」とおっしゃってくださっている方もかなりいらっしゃいます。わざわざ遠くから来て下さるお客さんはありがたいです。お土産まで持ってきて下さる方もいて、恐縮してます!

YouTubeのチカラってすごいなぁと。動画を始めた2年前では考えられなかったことです。

―ご自分の料理の味のこだわりって、何ですか?

あべさん:季節は意識します。その季節に美味しい食材を使った料理は必ず入れますね。

あまり手を加えすぎないで素材を活かすのがいい料理だと思います。でも、それが一番難しかったりするんですよね。その食材のことをよく理解していて、豊富な調理の経験がないと、本当に美味しい料理はできないのだと思います。

ヘタに経験がないから型にはまらず自由な発想ができるという考えもありますよね。それもいいとは思いますが、やはり積み上げた経験と知識があってからこそできるイノベーションってあると信じていて、そこを目指したいですね。

20年以上包丁を握ってきた経験は、ダテではないのですよ!

―YouTubeのレシピは、どうやって考案されているんでしょうか?よくインスピレーションを得ているものはありますか?

あべさん:いろいろですね~。常にYouTubeのことが頭にあるので、アンテナの感度がいつでもビンビンな感じです。テレビ、新聞、ネットの記事、コンビニで買い物してるときなど、目に入るものなんでも参考になりますね。

例えば、テレビの旅番組で地方の農家さんを訪ねるのをやっていて「面白い!この野菜をこんなふうに料理して食べるのか!」と、産地ならではの食べ方が目からウロコだったり。インスタントラーメンの袋を見て「別に書いてある指示通りに作る義理なんてないよな?」と思いを巡らせてみたりとか。

そこに積み上げてきた経験と知識がぶつかり合ってスパークする感じです。


―なるほど。だからこそ、昔ながらのようで新しいお料理が生み出せるんですね!YouTubeを撮る際に、話し方や見せ方で意識されていることはありますか?

あべさん:やはり一番は、視聴者さんのことを考えて、わかりやすく丁寧に説明しながら調理を進めていくこと。これを一番大事にします。

あとは自分自身が楽しみながら美味しく食べること!やっぱり人って楽しそうなものに引きつけられると思うのですよ。

大袈裟なくらいの身振り手振りは意識しますね。自分が100%と思っていても画面を通すと70%くらいにしか見えないらしいんですよ!だからいつも120%の気持ちでやってます。とってもエネルギーを使いますけどね。

―来店されたお客さんや視聴者のコメントで、言われて嬉しかった言葉は何ですか?

あべさん:「実際に料理を作ってみて美味しかった」と仰って頂けるのが、一番嬉しいですね。何回もリピートしてるとか、我が家の定番になったとか、本当にありがたいです。

やっぱり人の役に立つって素直に嬉しいもんですよ。動画を作るモチベーションって結局そこだと思います。ただ稼ぎたいだけとかだと、やっていて段々つまんなくなってくると思います。

驚くのが、家族ぐるみで観てくれている方たちがけっこういらっしゃるということ。お子さんを一緒に連れてきて家族でファンだって、照れくさいやらなにやら、まいりますね(笑)子供さんと一緒に写真を撮るなんてことも、何度かありました。

―レシピ本(『家にあるものですぐ作れる究極のおうちまかないメシ』)を出されましたが、きっかけは何ですか?

あべさん:ある程度チャンネル登録者が増えて(4万人くらいかな)、動画の数も150本くらい溜まってきた頃から、漠然と意識し始めました。「出せたらいいなぁ」という程度でしたが、そう思っていた矢先に出版社さんからオファーをいただきました。これはやるしかないと!自分が想像していたよりかなり早い段階で驚きでした。テンションかなり上がりましたね〜!

―お店、動画配信、レシピ本出版と、大活躍でお忙しいですよね!?今後、ご自身の活動でやりたいことや夢があれば教えてください。

あべさん:お店には立ち続けたいと思っています。動画を見て店に来て下さったのに、自分がいなかったらガッカリするでしょうから。

なかなか時間が取れなくて出かけられないのですが、野外料理の動画をもっと作りたいですね、ソロキャンプでお手軽に作れて気のきいた料理のような。

あとはオンラインの料理教室などもやってみたい!

夢は、1人でバイクに乗ってキャンプしたり、地元の美味しい料理を食べたりしながら日本中を旅したいです。それをYouTubeで配信しながらできたら最高に楽しいだろうなぁと思ってます。

―グルメ旅、楽しそうですね。お料理の世界も広がりますよね。これからもやりたいことを実現して、頑張ってください!ありがとうございました!

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