「ポッター平井の激推しアイドル!」第240回は、NMB48の塩月希依音と安部若菜が登場!2020年11月18日に発売された24枚目のシングル『恋なんかNo thank you!』で、塩月は選抜復帰、安部は初選抜入りを果たした。カップリング曲『告白の空砲』を歌う7人組ユニット「難波鉄砲隊其之九」にファン投票で選出された2人に、直撃インタビュー!※12月10日、NMB48劇場にて
■塩月希依音の体力は無限!?
―自己紹介をお願いします!
塩月「NMB48チームBⅡの『けいと』こと塩月希依音です!」
安部「NMB48チームMの『わかぽん』こと安部若菜です!」
―けいとちゃんは12月15日で15歳になられましたね。おめでとうございます!
塩月「ありがとうございます!」
安部「若い(笑)」
―15歳の抱負を聞かせてください。
塩月「14歳の1年は、自分のなかでいい経験になったと思うことが多かったので、15歳の1年は、そういう経験を次に生かせるようにしたいと思います」
―相変わらず、しっかりしたコメントをされますね。
塩月「全然しっかりしてないです(笑)」
―いやいや、しっかりしていますよ。同期(ドラフト3期生)のわかぽんから見て、どうですか?
安部「加入した時からテキパキしていました(笑)」
―もうすぐ中学卒業ですが、中学校生活で印象深い思い出は?
塩月「体育大会です。3年生全員がクラス対抗でリレーをしたんですけど、練習の時から『みんなでひとつになって頑張るぞ!』っていう雰囲気がすごく楽しくて、本番も勝つことができていい思い出になりました」
―けいとちゃんはスポーツ万能なイメージもありますが、走るのも速い?
塩月「短距離より長距離の方が好きです。持久走は学校でいつも1番です」
安部「えーっ!?」
―50メートル走より持久走の方が得意?
塩月「はい!体力はあるので、自信あります」
安部「だからダンスとかでもずっと元気いっぱいなん?」
塩月「かもしれない。2回公演してもあんまり疲れなくて…体力は無限です(笑)」
―ちなみに、わかぽんは持久走は得意ですか?
安部「学年でビリとか、そんなレベルでした(笑)」
■安部若菜はNMB48で1番賢い!?
―わかぽんは大学生ですが、コロナ禍でキャンパスには通えない状況ですか?
安部「そうですね。オンライン授業がメインで、ほとんど行ってないです。友達も全然できないので、寂しいです」
―そんなわかぽんは、「NMB48で1番賢い」と自称していますが(笑)。
安部「自称です(笑)。ひなちょ(南波陽向)がライバルという認識なんですけど、頂上決戦みたいなことをして、自称じゃなくちゃんとした1位になりたいです!」
―ということは、ひなちょに勝つ自信があるということですよね?
安部「そうですね。問題にもよると思うんですけど、数学以外なら勝てそうです」
―ちなみに、けいとちゃんは勉強の方はどうですか?
塩月「勉強は苦手です。わかぽんとひなちょの会話を聞いていると聞いたことのない単語が飛び交っていて、会話に入っていけないです(笑)」
―わかぽんはグラビアでも活躍中ですね。
安部「いろんな雑誌に出させていただけてうれしいです。いつかは表紙もできるようになりたいです」
―その可能性は十分あると思います。けいとちゃんは、わかぽんのグラビアを見てどう思いますか?
塩月「グラビアって、メンバーそれぞれの個性が出るなぁと思っていて、フレッシュな感じもあれば、わかぽんみたいに大人っぽく、セクシーな感じもあったり、私にはまったく出せない魅力なので『すごいなぁ』って思いながら見ています」
安部「やったぁ!(笑)」
―わかぽんといえば、落語が好きですよね。最近は文楽にも手を出していますが(笑)。
安部「落語が好きっていう同年代の子はなかなかいないし、文楽も魅力がたくさんあるので、そういうことをもっと伝えられる人になりたいです。メンバーにもよく勧めるんですけど、なかなかうまく伝わらなくて…」
塩月「(笑)」
安部「『今度聞くわー』って言われて、それから全然返事が来なくて…(笑)。なので、メンバーを連れて行きたいです」
―けいとちゃん、落語を観に行こうって誘われたらどうしますか?
塩月「行きたいです!テレビでちょっと観たことあるんですけど、しっかり観たことがないので、連れて行ってほしいです」
安部「じゃあ今度、なんばグランド花月に行こう!」
■「難波鉄砲隊其之九」としての劇場公演もスタート!
―同期メンバーとして2年半ほど一緒に過ごしてきましたが、デビュー当時と比べて印象が変わったことはありますか?
塩月「わかぽんは、SHOWROOM配信で朝からラジオ体操をしたり、いろいろな企画をやっていておもしろいなぁと思っていて、実際に会ってもおもしろくて、かしこさんなのは知らなかったんですよ。それを知ってから、より興味が湧きました」
安部「けいとちゃんは、最初からずっと元気っ子っていうイメージです。ずっとピョンピョンしてる(笑)。でもいつの間にか大人になっていて、見た目もそうなんですけど、考え方とかもすごくしっかりしたなぁと思います」
―2人は「難波鉄砲隊其之九」のメンバーに選ばれて、劇場公演もスタートしました。公演初日のレポート記事にも書いたんですけど、自己紹介の時にちっひー(川上千尋)が「14歳の川上千尋です」というボケをかましてきて、けいとちゃんはビックリしていましたね(笑)。
塩月「たぶん初日でみんな緊張していたので、和ませてくださったのかなぁと思うんですけど、突然すぎてどう対応しようって思っていたら、わかぽんのコメントがおもしろくて…」
―「年齢詐称女がいます」と(笑)。
塩月「賢さとおもしろさが両方ないと言えないので、すごいなぁと思います」
安部「いつもそう言って褒めてくれます(笑)」
―けいとちゃんは先日、「告白の空砲」公演のセンターを務めていました。
塩月「いつか劇場公演のセンターに立ってみたいなぁと思っていたので、その夢が叶ってうれしかったんですけど、センターに立つからには誰よりもパフォーマンスができていないといけないという責任感とか、いろいろ考えるところもありました」
―わかぽんは、「難波鉄砲隊其之九」としての劇場公演はいかがですか?
安部「劇場公演は今まで16人のチームでやっていたんですけど、この公演は7人で、より1人1人のメンバーに目がいくと思うので、がんばらなきゃという気持ちが今まで以上に強くなりました。けいとちゃんの隣に立つことが多くて、すごいパワーを感じるので、いい刺激をもらっています」
―初日公演が10月18日。NMB48の10周年ライブをはじめ、大阪城ホール3公演の直前だったので、リハーサルとかが重なって大変だったと思います。
塩月「頭の中がゴチャゴチャでした。追い込まれてはいたんですけど、個人的にはその状況が楽しくて…」
安部「えーっ!?」
塩月「大変やなぁと思うこともあったんですけど、楽しんでいる自分もいて。終わった後の達成感がすごくて『やりきった!』っていう自信に変わりました。また少し成長できたんじゃないかなと思います」
―あの状況を楽しめるというのがすごいですね。わかぽんは今、「えーっ!?嘘やん!」というリアクションをされていましたが…。
安部「私はそんな余裕なかったです。人生で1番しんどかったです(笑)」
―けいとちゃんは、大阪城ホールで開催した次世代コンサートでまとめ役を任されていました。
塩月「今までは先輩方が引っ張ってくださって、それについて行ってました。全体のことを考えてライブをしたことがなかったので、それを考えるきっかけになりましたね。"若手だから"っていうのを言い訳にして甘えてきていたんやなぁって思う部分もあって、もっと自分たちがグループを引っ張っていける存在にならないといけないと思いました」
―わかぽんから見て、けいとちゃんのまとめ役はいかがでしたか?
安部「最後のスピーチもしっかりしすぎていて、めちゃくちゃ頼もしかったです!」
―おふたりは11月18日に生配信された『恋なんかNo thank you!』の発売記念スペシャル番組のMCを担当していました。
塩月「グループ全体の番組でのMCをやったことがなくて不安だったんですけど、わかぽんがフォローしてくれたりして、隣にいてくれて良かったです」
安部「私も、時間調整しないといけない部分とか、けいとちゃんのおかげで助かりました。こういう経験を積んで、もっとちゃんと仕切りをできるようになりたいです」
■選抜復帰の塩月希依音&初選抜の安部若菜
―ニューシングル『恋なんかNo thank you!』で、けいとちゃんは選抜復帰しました。
塩月「前作(『だってだってだって』)で選抜落ちしてしまった時に、『今の自分じゃ仕方ないのかなぁ』って納得している自分がいて落ち込むところもあったんですけど、結構すぐに前向きになれました。何がいけなかったのかを考えた時に、自己アピールが足りないと思ったので、毎日ブログを書いたり、夏休みは自分で企画を考えてTwitterに毎日投稿してみたりしました。少しずつ積み重ねて、選抜復帰できてよかったと思っています。ここで止まらないように、次のステップに行けるようにがんばります」
―わかぽんは初選抜です。
安部「NMB48の10周年のタイミングのシングルで、アカリン(吉田朱里)さんの卒業の曲で初選抜ということで、素直にうれしいです。ずっと選抜入りを目標にしていたので、今までやってきたことが報われようなた気持ちになったんですけど、次は序列を上げたいとか新しい目標も出てきて、人生のターニングポイントになりました」
―『恋なんかNo thank you!』をまだ聴いたことがない人に、曲紹介をお願いします。
塩月「アカリンさんの卒業ソングなんですけど、明るい曲調で聴きやすいですし、一度聴いていただいたら、ずっと頭の中に残る曲だと思います」
―MVではアカリンが衣装やメイクの監修を手掛けました。撮影の思い出は?
安部「いつもと違うメイクだったんですけど、ファンの皆さんにも褒めていただけて、新しい自分を見つける機会になりました。アカリンさんに『メイクはこうした方がいいよ』とか、髪型のアドバイスもしていただいて、今でも参考にしています」
塩月「私も普段のメイクは薄めなんですけど、今回は濃かったり衣装もピンクだったり、全然違う自分がいて『こういうのもあるんや』っていうのを知れました」
―そのカップリング曲として、難波鉄砲隊其之九の『告白の空砲』も収録されています。
安部「かっこいいテイストで、頭の片隅に残る曲だと思います。せつない歌詞にも注目して聴いていただけたらうれしいです。MVもすごくかっこいい感じなんですけど、私的にはけいとちゃんに包帯を巻いてもらうシーンが見どころです」
―最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします!
塩月「来年は今年よりも結果を残せる1年にしたいと思っています。今年はいろんなことをやらせていただいたので、その経験を生かせるようにがんばります!」
安部「初選抜だったり、ユニットに選んでいただいたり、うれしいことがたくさんあったんですけど、これからは自分のことだけじゃなくて、もっとNMB48を盛り上げていける人になりたいです。そして自称1番賢いじゃなくて、本当の1番になれるようにがんばりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」
取材・文・写真=ポッター平井
<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。