山口県防府市にある「毛利博物館」で、特別展「国宝」が12月21日(月)まで開催中。また、同館がある「毛利氏庭園」では12月上旬にかけて紅葉が見頃を迎える。
「毛利氏庭園」は、毛利元就(もとなり)・毛利輝元(てるもと)など中国地方を支配した戦国大名として知られる毛利宗家の本邸がある庭園。毛利家の第29代当主・毛利元昭(もとあきら)が1916年(大正5年)に建てた邸宅で、1996年(平成8年)に国指定名勝に指定された。
明治・大正時代の技術の粋を集め、自然の美に人工の妙をつくした壮大華麗な庭園は、秋になると園内の木々が紅葉し美しく色づく。表門から邸宅までのカエデが作り出す紅葉並木は必見だ。
毛利邸の一部を利用し、毛利家ゆかりのさまざまな文化財約2万点を収蔵・展示している「毛利博物館」では、紅葉の季節に合わせて特別展「国宝」を毎年開催。雪舟が描いた16メートルに及ぶ長大な画巻の国宝「四季山水図(山水長巻)」をはじめ、国宝「古今和歌集(高野切本)」や「史記」「菊造腰刀」などの優品を一堂に公開する。
紅葉で色づく庭園と貴重な国宝を同時に楽しめる毛利氏庭園・毛利博物館に出かけよう。
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