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昼はバスケ日本代表、夜はゲーム実況YouTuber!?イケメン超新星の素顔に迫る

  • 2020年10月30日
  • Walkerplus

プロスポーツの世界を生き抜くには突出した実力や才能、もしくはユニークな個性が必要だ。プロバスケットボールBリーグで活躍するシェーファー アヴィ幸樹は、その両方を兼ね備えた選手のひとりかもしれない。

今シーズンより滋賀レイクスターズからシーホース三河へ移籍。大阪生まれでアメリカ人の父と日本人の母を持ち、高校時代にサッカーからバスケに転向して、わずか約3年で日本代表にも選ばれた超がつくほどの逸材は、実はオタク的な一面を持つほどのゲーム好きだった。

■先に夢中になったのはスポーツよりもゲーム。モンハンが人生を変えた
サッカー少年だったシェーファーがバスケットボールに出合ったのは高校生の時のこと。通っていたインターナショナルスクールはサッカーで上を目指せるような環境ではなかったため、競技を続けていくことを断念。この時点ですでに身長は200センチメートルを超えていた。高い身体能力を備えた超高校級の素材を周囲は放っておくわけはなく、高校2年の時、シェーファーは誘われるままバスケ部へ入部することに。

「バスケを始めたのは高校からなので遅いほうだと思います。それまではサッカーとゲームが大好きな子供でした。ゲームは、ゲームボーイアドバンスのポケモンやマリオから始めて、ドハマリしたのは中学校の頃に出合った2nd G(モンスターハンターポータブル 2nd G)。よく授業中に隠れてプレイしていて(笑)。だから、本気でゲームに夢中になったのは2nd Gからですね。それからずっとゲームは続けています」

家族や友人に勧められたこと、シーホース三河に来てパソコンやルームの環境がそろったこと、さらにコロナ禍で外出できなくなったこともきっかけとなり、今シーズンからYouTubeで「アヴィのゲーム部屋」をスタートさせた。大好きなゲームをプレイする姿を不定期で配信している。

「パソコンとPS4、Nintendo Switchでおもに遊んでいます。 Switchは遠征用ですね。パソコンはゲーム仲間の友達がアドバイスをくれて、AlienwareのゲーミングPCを買いました。30万円くらいしましたが思い切って(笑)。PS4をパソコンにつなぐキャプチャーボードやカメラ、マイク、ゲーミングチェアも揃えました。(最近ハマっているゲームは?)まだ、ハマるかわかりませんが原神を始めました。ずっと好きなのはモンハンワールド(モンスターハンター:ワールド)。ライズ(モンスターハンターライズ)が出たら必ず買います。リーグ・オブ・レジェンドは高校の友達と一緒にやっていて、あとは2K(NBA 2K)やエーペックスレジェンズ、フォートナイトとか。 Switchのパワプロ(パワフルプロ野球2020)の栄冠ナインも好きですね」

モンスターハンターが好きということで、お気に入りのモンスターについても聞いた。
「王道で申し訳ないですけどリオレウス。モンハントライ(モンスターハンター3)で友達とギルドを作って、討伐に向かったのがいい思い出。ジエン・モーランも好きですね。最近ですとモンハンワールドでミラボリアスが登場して、あれは激アツでした。長々とすみません(笑)」

■休日は1日5〜6時間プレイ。定期的に配信するのが今の目標
SNSが発達した昨今、プロスポーツ選手に限ったことではないが、セルフプロモーションのためにこれを活用しない手はない。メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有はその代表格だろう。国内なら格闘家の朝倉兄弟など、SNSやYouTubeを積極的に利用して、自分の価値を上げているアスリートが増えている。動画を入り口にして存在を知り、ファンになる人たちもいるはず。シェーファーもそこは理解しているようで、「バスケだけでなく、自分の持ち味や個性を伝えられたらと思っていたのも始めた理由です。YouTubeを始めてみると『もっと配信してください!』とか、インスタにコメントが届くようになりました。ファンの方々との交流は楽しいですし、喜んでくれる方がいるならこれからも続けていきたい」と話す。ただ、悩みはバスケとのバランス。

「シーズンが開幕すると夜更かしするわけにもいかず(笑)。翌日が休みなら深夜までやることが多くて、それから14時頃に起きて、食事してスマホを触って、夜からまたゲームとか。自慢できることじゃないですけど、1日5〜6時間のプレイは当たり前です(笑)。配信もファンの皆さんとの交流の場だと思っていますし、スケジュールを立てて定期的にやれるようにするのが今の目標ですね。チャンネル登録者数は特に意識していませんが、ある程度増えたら皆さんとオンラインで何か楽しいことを企画したいです」

■日本代表に選ばれて、オリンピックのコートに立つために
さて、本業のバスケだが、Bリーグにおいてセンター/パワーフォワードというポジションは、体格的に恵まれた外国籍選手の独壇場だ。そこでしのぎを削るのは並大抵のことではない。しかし、シェーファーは成長を期待され、シーホース三河のスターティングメンバーとしてコートに立ち、チームの勝利に貢献している。
「スタートからコートに立っている日本人ビッグマンは少ないですし、使ってもらえる以上、プライドと自信を持ってやっています。僕はバスケを始めたのが遅いので、それこそゲームでレベルアップするように、練習すればするほど上達を実感できて楽しかった。レベル99がMAXだとしたらレベル50までいっきに来た感覚です。ここからが壁というか、僕自身が次のステップに進めるかどうか勝負になると思っています」

課題としていたアウトサイドのプレーも上達し、今シーズンはすでに3Pシュートを数本決めている。しかし、本人は「もっとプレーの幅を広げたい」と話す。なぜなら、来年には東京オリンピックという桧舞台が待っているから。

「2年前、アメリカの大学を休学して日本に戻って来たのは、2020年の東京オリンピック出場を目指したから。目標は今も変わっていません。2019年に行われたバスケW杯の最終メンバーに選ばれた時は、そこで満足してしまった自分がいました。今は代表に選ばれるだけでなく、プレーヤーとしてコートに立ちたい。日本代表に選出され、オリンピックのコートで活躍するのが目標です。そのためにもシーホース三河で結果を出し、もっと成長しなければと思っています」
コートを離れるとくったくのない笑顔で、まるで少年のように話す22歳。高身長で恵まれたルックスの持ち主なのに、根っからのゲーム好きというギャップもたまらない。素顔を知ればさらに応援したくなる選手、シェーファー アヴィ幸樹の活躍に注目したい。





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