山口県萩市にある萩博物館で、世界遺産登録5周年記念特別展「萩の世界遺産 幕末、サムライたちの挑戦!」が11月29日(日)まで開催中。
2015年(平成27年)に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」。8県11市に点在する23の資産で構成され、萩市には萩城下町・萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡・松下村塾という5件の資産が存在する。
本展では、江戸時代後期に、鎖国をしてきた日本へ西洋諸国が進出してきた歴史的背景を伝える資料とともに、長州藩のサムライたちが海防(海の守り)強化の必要から自力での工業化に試行錯誤した様子を物語る“萩の世界遺産”を紹介する。
「第1部:江戸時代後期の日本と西洋の蒸気船」「第2部:萩の世界遺産『産業化初期の遺産群』」「番外編:萩の世界遺産の過去と現在、未来」の構成で展示され、江戸後期の日本における海防の必要性や、鎖国下の長州藩が手探りで工業化に試行錯誤していた様子を紹介する。また、展示を担当した学芸員が見どころを解説するギャラリートークが10月31日(土)、11月14日(土)に実施される。
日本が幕末から明治にかけて急速に工業国へと変貌した理由の一端がわかる「萩の世界遺産 幕末、サムライたちの挑戦!」に出かけよう。
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