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「サイドミラーがない?」Hondaの新型電気自動車は都会にピッタリの新しい乗り物

  • 2020年10月7日
  • Walkerplus

Hondaが10月30日(金)から発売を開始するHonda e。その驚くべき性能を体験するメディア向け試乗会が行われたので、Honda eの魅力を徹底レポート!

Honda eは、Honda初となる量産型電気自動車。愛くるしい丸いヘッドライトが目を引くデザインだ。大きさは今春に発売されたFITより少し大きいものの、街乗りにはピッタリのサイズ感になっている。
高さは1510ミリとなっていて、都市部に多い立体駐車場の高さ制限(1550ミリ)を余裕でクリアするもの。天井部分にアンテナなどもないことから、入庫時に気を付けなくてよいのはうれしいところ。電気自動車ということと相まって、同社ではシティコミューター(都市内を移動する乗り物)という位置づけで開発が進められたという。

都市部に向けたもう1つの特徴が取り回しの良さだ。後輪駆動にしたことで前輪の切れ角を増やすことに成功。結果、4.3メートルと一般的な軽自動車よりも最小回転半径が小さくなっている。
そんな取り回しの良さを体感できたのが今回のイベントだ。屋内に白い箱を置いた、道幅約3.5メートルの迷路が組み立てられ、その中を走行してゴールを目指すというもの。この道幅は、都市部の幹線道路から外れた住宅街の一方通行路の道幅とほぼ同じか、それよりも狭いものとか。ドアを開けて乗り降りするだけでも困難な幅だ。

乗り込むと、木とファブリックを使った車内はほかの車とは異なるカジュアルな空間となっていて、居心地が良い。その印象を強めているのが、木製ダッシュボードの上に並べられたタッチパネル式のディスプレイ群で、まるで机の上にタブレットを立てているような趣きだ。ナビはもちろん、スマートフォンなどと接続すれば動画も楽しむことができ、まるでリビングや書斎にいる感覚に近い。

もう1つの驚きは、サイドミラーをカメラ化したこと。運転中の視点移動が少なくなるほか、後方の死角が少ないため、普段はもちろん、夜間や雨の日などで視界が悪い時にはさらに役立ちそうだ。形状も工夫され、撥水コーティングなどで対策しているため、カメラに雨粒が付いたら見にくくなるなどの心配も解消されている。

そんなHonda eを実際に運転して巨大迷路に挑戦してみた。車内からの景色は「白い壁に覆われた空間」で、初めて乗る車では正直走りたくない場所である。まず感じたのは、サイドミラーの出っ張りを気にしなくてもいいということ。このような狭い道を通る際はサイドミラーをぶつけないかを気にするものだが、カメラミラー部はボディより内側にあるためその心配をする必要がない。さらにカメラに映る映像が広く、車体側面と壁との距離がとてもつかみやすく、各種センサーが警告してくれるのも頼りになる。

コーナーの多くは直角で見通しが悪く、さらに白い壁で距離感がつかめみにくかったが、想像以上にスムーズに曲がることができて「すごい!」と関心してしまった。短時間ながら、Honda eの取り回しのよさ、居心地のよさ、そして運転の楽しさを充分満喫することができた。

試乗後、開発を担当した本田技研工業の一瀬智史シニアチーフエンジニアに話を伺った。「Honda eは私たちが初めて開発した電気自動車です。その上で、どのようなパッケージがもっともお客様に使いやすいか、そしてHondaらしい車になるかを考えて設計しました」という。

フル充電で約300キロという走行距離と、1回の30分急速充電で8割まで蓄電できるという点も「日常的に車に乗る人は1日100キロに満たない」ということから考え出した距離と充電容量なのだとか。より長い距離を走れる方が良いと考えてしまうが、それでは充電の時間がかかり、かつ無駄なバッテリーを背負っていることでもあるという。Honda eは“シティコミューターというより人に近い乗り物として、取り回しのよさ、居心地のよさ、見た目のデザインにこだわった”という同社の考えから導き出された、都市生活における理想的なカタチというわけだ。

HondaはEvery Goというカーシェア、カーレンタルサービスでHonda eを先行提供している。一瀬氏は「例えば家族などで遠出する際に、車で駅まで行き、そこから先は新幹線。目的地の駅に着いたらレンタカーを使うというのが、速くて楽ではないでしょうか。Honda eはそういう用途に適している車です。また、私としてはファーストカーとしてもHonda eは相応しい1台だと思っています」と語る。

さらに、キー操作やエアコン操作、ナビ設定などをスマートフォンからできる機能も搭載している点も見逃せない。単なるHonda初の電気自動車という枠に留まらず、都市とそこで生活する人に向けた、安心でストレスフリーなカーライフを実現する新しい乗り物と言えるだろう。

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