茨城県久慈郡大子町にある「月待の滝」付近で、11月上旬から中旬にかけて紅葉の見頃を迎える。
茨城県を流れる久慈川の支流、大生瀬川が作り出す、高さ17メートル、幅12メートルの「月待の滝」は、水に濡れることなく滝の裏に入れることから、別名「裏見の滝」または「くぐり滝」ともいわれ、人気を集めている。普段は二筋の「夫婦滝」だが、水量が増えると子滝が現れて親子滝になる。古くから安産、子育て、開運を祈る二十三夜講(二十三夜の月の出を待って婦女子が集う)の場とされたところから、「月待の滝」と呼ばれ、胎内観音が祀られている。
滝つぼ周辺および、滝へと向かう沿道にはたくさんのヤマモミジが植えられ、紅葉の季節の美しさは格別。また、落ちた葉が地面を覆う“モミジの絨毯”も風情があるので、見頃を少し過ぎたあたりもおすすめだ。
滝の裏側に入って、マイナスイオンを浴びながら紅葉狩りが楽しめる。秋が深まったら「月待の滝」に出かけてみよう。
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