山形県酒田市の酒田市立資料館で、酒田の書画や工芸の歴史を紹介する「さかたの筆・技-資料館収蔵品展-」が11月16日(月)まで開催中。
酒田市立資料館では、酒田市の歴史や文化などに関する資料を収集しており、近年は江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した儒学者の伊藤鳳山による「詩書屏風」、指物師である高橋徳五郎の指物、画家・鈴木重像の描いた日本画「港座」などの書画・工芸分野の資料を新たに収蔵。今回は収蔵品展として、収集した35点の資料を展示する。
展示内容は、「酒田ゆかりの文人・画人による書画」「酒田の指物・工芸」「酒田を描く」の3つ。主に画軸では、江戸時代に江戸や京都などで学び、酒田で活躍した絵師たちの作品や、江戸時代に制作された画軸「坂田浦眺望図」、明治時代に酒田海運合資会社が飛島へ視察に向かった際のスケッチブック「飛島旅行」などが展示される。工芸は、指物の名工である斎藤兼吉が、パリ装飾工芸展に出展した飾り棚などが展示。
酒田の歴史を書画や工芸から学べる、「さかたの筆・技-資料館収蔵品展-」に行ってみよう。
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