広島城の見どころから楽しみ方、お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示や施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)
■広島城ってどんなところ?戦国武将の毛利輝元が築いた近世城郭
広島城は、広島湾頭の三角州に毛利輝元が築いた城。1589年から築城を開始したが、城地として選ばれたのがデルタだったため、地盤が軟弱で工事が難航、1593年に石垣が完成、1599年に落成したという記録が残っている。1945年の原爆投下で天守は倒壊し、櫓や門は焼失したが、1958年に復元された。内部が歴史博物館となっている天守閣をはじめ、復元した表御門や多聞櫓がある二の丸など、見どころを紹介!
■【見どころ】多彩な展示や体験が満載の天守閣は必見
歴史博物館となっている天守閣では、築城の様子や広島城の構造、広島藩の成立から幕末に至る歴史を資料や模型などで展示している。天守閣より南東に400メートルほど離れた武家屋敷地の遺跡で出土した貴重な資料や、広島に縁のある刀剣や鎧兜など、迫力ある実物資料も見どころだ。
天守閣の五層は眺望が楽しめる。望遠鏡も設置し(2020年9月現在使用中止)、天気によっては宮島を望むことができ、景色を眺めながらひと休みすることもできる。
■【見どころ2】復元された表御門や櫓が見られる二の丸
広島城の二の丸は、本丸に次ぐ重要な区画で本丸の南側にある。役割としては、本丸の出入り口を守り、また外部へ出撃する際の拠点である。近代以降も表御門や平櫓、多聞櫓、太鼓櫓などがあったが、1945年の原爆被害により、石垣を残してすべて焼失。1953年に史跡として指定され、保存の対象となり、1989年から1994年に復元された。現在は各櫓の内部を見学することができる。
■【施設担当者のコメント】広島城の魅力・楽しみ方
「博物館になっている内部では広島の歴史や城郭、武家文化を紹介しています。また、城跡内では現在も残る被爆の痕跡を見て回ることができます。原爆で失われる以前の姿を細かく再現した復元天守の外観も見どころです」(広島城 学芸員)
■【回り方・混雑情報】見応えある櫓が建つ二の丸エリアから天守閣のある本丸エリアへ
南側から橋を渡ると、まず多彩な復元櫓が見られる二の丸エリアに入る。さらに進んで本丸下段へ。敷地内には売店やトイレが完備されている。そこから石段を上がると博物館として内部を公開する天守閣がある本丸上段となる。春には広島城を囲むように桜が咲く花見スポットとしても知られている。所要時間は約30分~1時間ほど。週末の13時から15時頃は比較的混雑するので、ゆっくりめぐるならその時間を避けて訪れるのがおすすめ。
■【お土産】ここでしか手に入らない!広島城のオリジナルグッズ
広島城を訪れたら、天守閣内にある「ミュージアムショップ」にも立ち寄ろう。広島城のマグネットや城主しおりは、広島城でしか買えない限定グッズ。ほかにも企画展の図録や武将関連グッズなど、歴史に興味が湧きそうなグッズがそろっている。
■【アクセス】入館料と所要時間もチェック
最寄り駅の広島電鉄紙屋町東電停から徒歩15分、JR新白島駅からは徒歩17分 。車の場合は、山陽自動車道広島ICから約20分。
出入り口は南側の表御門からと東側の旧裏御門から入場できる。徒歩6分の広島城(護国神社前)停留所には広島市内循環バスが到着。車の場合は城南通り南側の広島翔洋テニスコート(広島市中央庭球場)地下にある広島市中央駐車場が便利。料金は30分210円。天守閣に入館で30分のサービス券進呈(要駐車券提示)。
天守閣の入館料は大人370円、高校生、65歳以上は180円、中学生以下は無料。二の丸は入場無料。営業時間は9時から18時まで(最終入館受付は17時30分)、二の丸は17時30分まで(最終入館受付は17時まで)。12月から2月は17時まで(最終入館受付は16時30分)。二の丸は10月から3月は16時30分まで(最終入館受付は16時)。敷地内をすべてまわると所要時間は約30分~1時間ほど(料金はすべて税込)。
■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・マスクの着用、入館時の手指消毒をお願いいたします。
・咳エチケットの徹底をお願いいたします。
・入館時の検温を実施し、咳や発熱などの体調不良の方の入館制限を行っています。
・見学時、前後2メートル程度の間隔を保つお願いをしております。
・混雑状況によって入場制限を実施しております。
・体験コーナーなど一部利用制限を行っております。
・日曜日と祝日に実施予定の展示ガイドは当面の間休止しています。
・県外からのお客様には、各都道府県の移動自粛要請にあわせて来館するようお願いしています。
※取材・文=上川奈穂美
<施設情報>
・住所:広島市中区基町21-1
・アクセス:【電車・バス】広島電鉄紙屋町東電停からは徒歩15分、JR新白島駅から徒歩17分 。
【車】山陽自動車道広島ICから約20分
・営業時間:9:00~18:00(最終入館17:30)、二の丸は〜17:30(最終入館17:00)。12~2月は~17:00(最終入館16:30)、二の丸は10〜3月は〜16:30 (最終入館16:00)。
・休館日:12月29日~31日(臨時休館あり)
・駐車場:なし(周辺の広島市中央駐車場を利用。料金は30分210円。天守閣に入館で30分のサービス券進呈)
・料金:天守閣の入館料大人370円、高校生、65歳以上は180円、中学生以下は無料。二の丸は入場無料
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※2020年9月時点の情報です。