ウィズコロナ時代、居住ニーズの多様化が加速化するなか、住宅大手の積水ハウスは、新たな“住まい方”を提案。「ソトでしていたこと、楽しんでいたことをウチでもしやすく、もっと楽しく」できるようにと、新しいライフスタイルに応える住まいを発表し、9月1日(火)、「関東 住まいの夢工場」(茨城県・古河市)内にグランドオープンする「ライフスタイル型モデルハウス」で、その具体的な“しつらえ”を公開する。
5月実施のアンケート「在宅中の家での過ごし方調査」(積水ハウス調べ)では、現在在宅で勤務中の人のうち、リモートワーク継続の意向を示した人が86.4%となる一方で、運動不足が課題であることが判明。また、コロナ禍では「外で飲み会をするよりは家飲みを」と考える人も増加中だが、これらの需要に応える住まいとして、同社は、新コンセプトモデル「ファミリー スイート おうちプレミアム」の工夫を詰めたスペース「在宅ワーク」「おうちでフィットネス」「うち de バル」を紹介。同社の住生活研究所長・河崎由美子氏は「これまで積み重ねた研究を反映させた、アフターコロナでも色あせない提案になっていると思います」と胸を張る。
「在宅ワーク」スペースでは、例えば重要な書類などを持ち帰ることがある在宅勤務のために、鍵付きの収納や、閉め切れば独立感を高めてくれる引き戸、明るい照明などを備えた空間を提案。さらに河崎氏からは、「リモート会議で表情が明るく見えるように、デスクには白い天板を使うといいですよ」とのアドバイスも。そして、仕切りのない大空間リビングを実現している「ファミリー スイート」では、個室だけでなく、リビングのサイドといった住まいの"余白部分"に設ける「在宅ワーク」スペースも、昨今のトレンドとして紹介する。
これら新たなプラン例は、「関東 住まいの夢工場」内にグランドオープンする7棟の新施設「みんなの暮らし 7stories」で実際に見ることができる。“人が本当に住んでいるかのようなリアルな暮らし”を演出しているこの7棟、各モデルハウスには7家族分のユーザー像が細かく具体的に設定されているのがユニークなポイントだ。「『グリーンと暮らす家』森さんち。」「『子育てファミリーの家』小林さんち。」「『和の感性を大切にした家』ガブリエルさんち。」などとネーミングされた多彩な住まいを、まるで友人宅を訪れるような感覚で体感できるのだ。
多様なライフスタイルのニーズに対応し、新しいトレンドも取り入れたモデルハウスは、今後の住まいのヒントを与えてくれるのではないだろうか。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。