「ポッター平井の激推しアイドル!」第231回は、大阪☆春夏秋冬(略称:しゅかしゅん)のRUNAが登場!先月CDリリースしたニューアルバム「BRAVE SOULS」収録の楽曲「太陽と月とピザ」をベースに、自ら制作したリモートドラマ「モアイと悟空とアベノハルカス」を8月23日に公式YouTubeチャンネルで公開した。
そこで今回は、同ドラマの主演を務めた最年少メンバーのRUNAに、ドラマの見どころや撮影の裏話などを聞いた。(7月10日、大阪市内にて)
■「10代は満喫できた!」
――自己紹介をお願いします!
RUNA「大阪☆春夏秋冬の今は19歳、RUNAです!」
――8月4日が20歳の誕生日ですね!(7月10日に取材)
RUNA「19歳って言えるうちに言っておこうと思って(笑)」
――もうすぐ20歳の誕生日を迎える、今の心境は?
RUNA「早く20歳になりたいという気持ちでいっぱいです」
――10代のままでいたいというより、大人になりたいと?
RUNA「なりたいです! 高校生の時に“やりたいことリスト”を作って、それを全部やって、10代は満喫できたなと思うので」
――やりたいことリストというのは、例えばどんなこと?
RUNA「三つ編みにメガネ姿で登校するとか、放課後にカラオケに行って卒業ソングを歌いまくるとか、天王寺公園のてんしばでシャボン玉をして遊ぶとか、そういうめっちゃしょうもないことをやりました(笑)」
■遠距離恋愛をテーマにしたドラマのヒロインを熱演!
――今回はCDのリリースやライブ活動の話ではなくドラマに主演されたということで、そのいきさつやドラマの内容を教えて下さい。
RUNA「今年の2月に『艶姿河内六人娘』という私たち主演の舞台でご一緒させていただいたエンターテインメント演劇集団‟STAR☆JACKS”の浜口望海さんに、大阪☆春夏秋冬の『太陽と月とピザ』という曲の世界観をドラマにしていただきました。『モアイと悟空とアベノハルカス』というタイトルで遠距離恋愛がテーマです。まさかの宇宙飛行士との遠距離恋愛という設定で、感情が激しい女の子を演じさせていただきました。このご時世、私たちもなかなか活動ができない厳しい状況で、何かできることをやりたいといろいろ考えまして。STAR☆JACKSさんに力を貸していただいて、私たち自身が出演して、主題歌もドラマを制作したという感じです。ドラマでメッセージを伝えられたらと思ったんです」
――リモートで撮影されたドラマですが、大変だったことは?
RUNA「私とYUNAちゃんが編集もやらせていただいているんですけど、初挑戦だったし、リモートならではの音のズレがあったりして、そこは苦労しました。このドラマは、初めは朗読劇の予定だったんですよ。演出していただいたSTAR☆JACKSのドヰタイジさんとリモートで稽古をしていた時に、「やっぱりセリフを覚えてもらった方がええなぁ」ってなって。結構長いセリフもあったから、大丈夫かなぁって不安でした。役の女の子が自分と似ているところがあって、共感できるポイントがすごく多かったので、感情移入しやすかったです。稽古も本番も楽しく演じさせていただきました」
――セリフはどうやって覚えたんですか?
RUNA「とりあえず声に出すことと、動きが多かったんですよ。クッションを使ったりとか、暴れたりとか。その動きを先に覚えると、セリフも一緒についてくる感じで、ダンスを覚えたら歌詞も覚えるのと同じような感覚で覚えました」
――しゅかしゅんの他のメンバーもそれぞれの役割を担っていますが、ANNAさんはピザ職人ということで、ピザを作っています。それは曲のタイトルにかけて?
RUNA「そうです!」
――RUNAさんが画面の真ん中で演技をしている右上で、ANNAさんがピザを作り続けているので、どっちを観たらいいんだと(笑)
RUNA「やっぱり気になりますよね(笑)。‟くるんくるん”っていう私のセリフに合わせて、ANNAちゃんがピザをくるんくるんって回しているんです」
――そういう仕掛けもあるんですね。MAINAさんがギター、MANAさんがピアノ、YUNAさんがダンスを担当していて、EONさんはクレジットとしては「音の調理師」になっていますが、あれは「ガヤ」ですね(笑)
RUNA「ガヤ(笑)。演出的にも、真面目な中に1人ぐらい外れたことをやっていたらおもしろいなっていう話になって、EONちゃんが動くと効果音が鳴るよ~みたいな。わかりやすく言うと、人間楽器かな」
■もしも遠距離恋愛をすることになったら…
――ドラマの内容にちなんだことをいろいろお聞きしたいと思います。「Googleマップ、マジ神(かみ)」というセリフがありますが、RUNAさんにとって「マジ神」と思うものは?
RUNA「電車の乗り換えのアプリは、マジ神やなと思います。何両目に乗ったら出口が近いとか、ここで乗り換えたら何分で着くとか、そのアプリがなかったら、何回かは迷子になって集合時間に遅れていたと思うので、感謝しています(笑)」
――そして、こちらもセリフで「硬めのプリンが好き」とありますが、RUNAさんは硬め派?柔らかめ派?
RUNA「柔らかめ派です。お皿に乗せて揺らしたら、ぷるぷる~って揺れる系のプリンが好きです」
――このドラマのテーマは「遠距離恋愛」ということで、もしもRUNAさんが東京と大阪で遠距離恋愛をすることになったら、その恋愛を続けるためにどうしますか?
RUNA「連絡は取っておきたいですね」
――連絡はLINEでいいですか?それとも電話?
RUNA「電話ができる時はしたい。テレビ電話がいいですね(笑)。できれば休みの日は私に会いに来てほしい。そうしてくれると安心するかなぁと思います。休みの日なのに、向こうで遊んでたら、私と遊んでよ~ってなるじゃないですか」
――会う頻度はどのくらい?
RUNA「月イチでは会いたいですね。私の幼なじみの女の子が大阪と熊本で遠距離恋愛をしていて、4~5カ月ぐらい会えていないらしいんですけど、ずっとお互いに好きみたいな感じで連絡を取り合っていて、すごいなぁって思います。だからやっぱり連絡は大事なんですよ!連絡は毎日してほしいです。朝起きて‟おはよう”とか、寝る前に‟おやすみ”とか、それぐらいなら、どれだけ忙しくてもできるでしょ!(笑)」
――最後に改めてドラマのPRも含めて、読者の皆さんにメッセージをお願いします!
RUNA「こういう状況なので、恋人とか友達とか家族とかと会えない人もたくさんいらっしゃると思うんですけど、このドラマを観ていただけたら、今は会えないけど繋がっているんだよというメッセージが表現されているので、勇気づけられるんじゃないかなと思います。会えなくても相手のことを思ったり、思ってもらったりしている関係って当たり前じゃなくて奇跡的なことで、大切なんだなってすごく思いました。離れていても私たちのことを思って下さるファンの皆さんにも、改めて感謝したいなと思えるきっかけになったドラマでした。あと脚本の浜口さんから、‟設定はちょっと特殊だけど、会いたいけど会えない2人という意味では、普遍的なテーマかなと思っています”というメッセージも預かってきました(笑)。このドラマを観てから、また『太陽と月とピザ』を聴いていただけたらうれしいです!」
取材・文・写真/ポッター平井
<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ「NMB48のTEPPENラジオ」などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。