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【コロナ対策情報付き】備中松山城(高梁市)の楽しみ方を徹底攻略!便利な交通手段や雲海情報も満載

  • 2020年9月25日
  • Walkerplus

備中松山城の見どころから行き方・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示や施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

■備中松山城ってどんなところ?標高430メートルに鎮座する山城
現存天守のある唯一の山城であり、江戸時代以前の天守が現存する12城のうちのひとつ。標高430メートルの山頂に位置し、城の周辺には高さ10メートル以上の巨大な岩盤がそびえ“難攻不落の名城”としての面影を残す。歴史は古く、1240年(仁治元年)に秋庭三郎重信が臥牛(がぎゅう)山の大松山に築城したのが始まりとされている。現在の天守は1683年(天和3年)、水谷勝宗によって大修復された。以後は幾度も城主を変えながら備中の要衝としての役割を担い続けた。

■【見どころ1】秋から春の早朝には、雲海に浮かぶ「天空の山城」が出現!
日本三大山城にも数えられ、雲海に浮かぶ幻想的な姿が見られることから「天空の山城」と呼ばれる。雲海が発生する時期は9月下旬から4月上旬の明け方から午前8時頃。早朝に天候が良い、日中の気温差が大きいという条件が揃うことがポイント。天気予報を見て、晴れ予報で最低気温が低い日を狙うと天空の山城を拝める可能性が高いそう。
土曜日と日曜日の雲海出現率を予想できるWEBサイトが登場!「週末探検家『雲海出現NAVI』備中松山城」で検索してみて。

幻想的な山城の風景を撮影するのならば、城の東側の山頂にある「雲海展望台」がおすすめだ。展望台まではJR備中高梁駅から「観光乗合雲海タクシー」が1日2便(早朝)運行している(所要時間70分、往復1人税込2000円※前日17時までに要予約…高梁市観光案内所 / 0866-22-8666) 。

■【見どころ2】貴重な文化財は大河ドラマ「真田丸」のオープニングに登場
備中松山城の天守は二層二階の層塔式で、高さは約11メートルと現存天守12城のうちで最も低いが、山頂に悠々とそびえ立つ様は迫力満点!この天守と二重櫓(やぐら)、三の平櫓東土塀の3つが国の重要文化財に指定されている。
険しい山肌の頂に建つ山城の姿を見て、どこかで見たような…と感じる人もいるかもしれない。実は、備中松山城は大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像に登場していたのだ。「真田丸」の真田氏とは縁はないが、標高430メートルの高地に天守が現存している姿が担当ディレクターの目にとまり、ロケ地に選ばれたそう。

■【アクセス・混雑情報】電車利用はタクシー、自家用車はシャトルバスで登城口まで向かうと便利
公共交通機関を使って備中松山城へ行くには、JR備中高梁駅から「備中松山城観光乗合タクシー」を使うと便利。駅から城まで徒歩で行くと、天守までの登城を含めて1時間以上かかってしまうが、タクシーを使えば約10分で登城口のふいご峠(8合目)まで行くことができる。
「備中松山城観光乗合タクシー」は毎日4往復運行しており、料金は片道1人税込600円で、利用には前日17時までの予約が必要。(予約…高梁市観光案内所 / 0866-22-8666)

自家用車で行く場合は、城見橋公園駐車場(5合目)に駐車し、登城バス(シャトルバス)に乗り換えて約5分でふいご峠へ(登城バスの登城整理料は1人税込400円、小学生以下無料)。登城バス運休時はふいご峠に駐車できる。登城バスの運行日は「高梁市観光ガイド」公式サイトから確認を。
車両で上がることができるのはふいご峠が終点となるため、天守までは20分ほど登山道を歩くことになる。

春と秋、特にゴールデンウィークや紅葉が見られる10月から11月は混雑しやすいシーズン。週末(土日祝)は人出が集中しやすいので、時間に余裕を持ってスケジュールを組むのがよさそうだ。

■【回り方】プチ登山を楽しみながら、三の丸→二の丸→本丸を回ろう
ふいご峠から天守までの約20分の山道をただ「キツイ…」と思いながら登るのはもったいない!景色や史跡を堪能しながら“プチ登山気分”で登るとより楽しい。登城して最初に現れる中太鼓櫓跡の石垣からはじまり、大手門跡の石垣群や三の平櫓東土塀といった名所を見学するのがおすすめだ。それから三の丸、二の丸、本丸と歩みを進めよう。

本丸南御門と呼ばれる門から入ると、正面に天守がお目見え。天守は中に入ることができ、屋内には天守の構造を開設したパネルなどが展示されている。
天守を見学した後は、裏手に回って二重櫓を外から見学しよう。こちらは通常中に入ることはできないが、年に2回ほど特別公開を開催している。
時間のある人は、本丸の後方にある水の手御門跡から備中松山城の前身である「大松山城跡」へと行くことができる(所要時間30分)。中世城郭の跡が良好に残っているので、歴史に興味のある人は要チェック。

■【グルメ・周辺観光】城下に降りて、駅周辺でランチと休憩を
備中松山城に食事処はないので、JR備中高梁駅周辺で観光がてらランチをするのがおすすめ。駅に直結する「高梁市図書館」には、スターバックスコーヒーや高梁市の食材を使った料理を楽しめるカフェ、イタリアンレストランなどの飲食店があり、観光案内所も併設されている。4階にある展望テラスの北側からは、遠くに備中松山城の姿を見ることも!
その他の飲食店情報は、観光案内所や観光施設で配布する「高梁市周辺ランチマップ」を参照しよう(高梁市の公式サイトからもダウンロード可能) 。

■【おすすめ】話題の「猫城主さんじゅーろー」がおもてなし!
「2018年(平成30年)7月豪雨災害後、1匹の猫が住み着き、現在は『猫城主さんじゅーろー』として活躍しています。10時と14時の1日2回、定期的に城内を見回り観光客をおもてなししています」(高梁市観光協会)
新たに城主に任命されたのは、なんとも可愛らしい“猫”!推定年齢5歳・オス猫の「さんじゅーろー」は、2018年(平成30年)12月16日に「再入城の儀」を執り行い、正式に猫城主に就任した“お殿様”だ。備中松山藩(現高梁市)出身の新選組隊士で七番隊の隊長を務めていた「谷三十郎」にちなんでいること、見つかった場所が備中松山城の三の丸だったことから名付けられたそう。
新型コロナウイルスの影響で、現在は「さんじゅーろー」とのふれあいは禁止となっている。本丸内に「さんじゅーろー」スペースが設けられているので、写真撮影をしながら可愛らしい姿を見守ろう。

■【ショッピング情報】お土産におすすめ!オリジナルグッズ&スタンプ情報
城見橋公園駐車場(5合目)にある「城まちステーション」には、備中松山城グッズを多数販売している。備中松山城のピンバッジや冊子、ジグソーパズル、マスキングテープなどのバラエティ豊かなラインナップを展開。さらに「猫城主さんじゅーろー」のクリアファイルやメモ帳、キーホルダー、ポストカード、マウスパッドといったオリジナルグッズも人気を集めている。
「日本100名城」に選ばれている備中松山城では、その記念スタンプをもらうこともできる。スタンプは券売所に設置されているので、登城の思い出にゲットしてはいかがだろう。

■【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・券売所と施設内にアルコール消毒液を設置しています。
・館内を次亜塩素酸水で定期的に消毒しています。
・飛沫防止シートを設置しています。
・お客様の検温(サーモグラフィー)を実施しています。
・マスク着用を含む咳エチケットにご協力お願いします。

<施設情報>
住所:岡山県高梁市内山下1
アクセス:【電車】JR備中高梁駅から徒歩で約60分(8合目)【車】岡山自動車道賀陽ICから約30分(8合目)※8合目から徒歩約20分で天守
営業時間:4〜9月は9時〜17時30分、10〜3月は9時〜16時30分(最終入城は閉城の30分前)
定休日:12月29日〜1月4日(本丸)
駐車場:城見橋公園駐車場(5合目)110台、ふいご峠(8合目)14台
料金:入城料 大人500円、小・中学生200円※すべて税込

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。

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