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「やっぱり告白はされたい」福本莉子が恋愛、好きなタイプを語る! 映画『ふりふら』で初のヒロイン演じる

  • 2020年8月12日
  • Walkerplus

■大人気の少女コミック「ふりふら」が実写映画化!
大人気少女コミック『思い、思われ、ふり、ふられ』(ファンの間では略称「ふりふら」と呼ばれる)が実写映画化され、8月14日(金)より公開される。女子高生の心情を繊細に描き、共に映画化もされた『アオハライド』(2014)、『ストロボエッジ』(2015)に続く、咲坂伊緒作品3度目の映像化だ。本作で4人の主人公の1人、市原由奈役を演じる福本莉子に、初めてのヒロインという大きな役に挑戦した心境や、女優としての今後の展望などを聞いた。

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は、性格の異なる4人の高校生、朱里(浜辺美波)、理央(北村匠海)、由奈(福本莉子)、和臣(赤楚衛二)が偶然出会い、家庭の事情や将来の夢、そして恋愛に悩みながらも、お互いを思い、前に進んでいくストーリー。『アオハライド』でもメガホンをとった三木孝浩監督によって、切なくも爽やかに描かれる。

■映画初主演!入念な役作りで見えた由奈の魅力は「芯の強さ」
福本に由奈役として出演が決まったときのことを聞くと「この作品はオーディションで、本当に自信がなかったので受からないだろうなと思っていたんですけれど、その2か月後くらいに決まったとお話をいただきました。もう本当にドッキリなんじゃないかっていうくらいびっくりしました」と手放しで喜んだ当時の心境を明かす。

その一方で「私も私の友達も、学生の頃「ストロボエッジ」や「アオハライド」を読んでいて、中高生は必ず通るんじゃないかというくらい皆咲坂先生の作品が大好きでした。今回咲坂先生の作品に出させていただくことは本当に光栄で嬉しかったです。ただ、その分プレッシャーや不安がものすごく大きかったですね。作品を愛している方がたくさんいらっしゃるので、そのイメージを崩したくなくて、そういう所が不安でした」と福本自身もファンであるからこその重圧も同時に感じたと振り返る。

さらに、ヒロインという今回の役は、福本の映画出演作の中でも、初めての大きな役となる。不安を感じながらも、撮影までの間にできる限りの準備をしたという。

「原作を読み込めるだけ読み込みました。映画の台本は12巻の原作がきゅっとまとまっているので、大事なシーンは含まれているんですけれど、台本に書いていない所は原作から補いました。原作には心情とかも細かく描いてあるので、台本とリンクするところがあれば、由奈の心情を台本に書きこむ作業を徹底してやっていました」。

福本が演じる市原由奈は、自分に自信がなく消極的な性格だが、少女漫画のような恋愛に憧れる女の子。福本は由奈のキャラクターは「最初は人見知りでうつむきがちで、常に相手がどう出てくるかを伺ってくるような女の子です。一見弱そうに見える方もいると思うんですけれど、由奈は、誰よりも芯が強くて、友達思いで、自分よりも相手を思いやる女の子」と魅力を語る。役への理解を深めた福本は、段々と明るく、学校生活を楽しむようになる由奈の変化も見事に演じている。

そんな由奈のここは見て欲しいと思う場面を尋ねると「たくさんあるんですけれど、強いて言うならトンネルで由奈が告白するシーンです。由奈にとってすごくターニングポイントになっているシーンだと思います。あとはやっぱり、告白ってなかなかできない!私も人生で告白したことないので。由奈の場合は振られると分かって告白していて、私だったら絶対無理だと思います。本当に強いなというか、相当な覚悟が必要ですよね。演じるこちら側も辛かったです」と由奈の気持ちを思いやりながら選んでくれた。


■撮影で初めて射的にも挑戦「本当の夏祭りみたいに撮影しました」
4人の主人公達の心情が細やかに、時に切なく描かれる本作だが、撮影現場の雰囲気は「ほんわかしてました」と明かす福本。「4人全員B型で、三木監督もB型なんですけど。みんな自由で、それぞれが好きなことをしている現場でした。すごく自然体でいられたので居心地が良かったですね」と懐かしむ。

撮影の中でも、夏祭りのシーンが思い出に残っているそうで「神社で地元の方々も集まっていただいて、浴衣を着て、屋台とかもたくさん出て、本当の夏祭りみたいに撮影しました。普段お祭りに行く事もあまりないので、みんなで夏祭りを体験できて良かったです」と楽しそうに振り返る。

実はこの撮影で初めて射的を体験したといい、「台本では由奈は射的が当たらないという設定なんですけれど、顔の寄りを撮っているときに本当に当てちゃって。もうめちゃくちゃ嬉しくて、でも外しているという設定なのでその喜びをぐっと抑えてました。でも一瞬、少し喜んじゃって、それが結構怪しかったですね。でもOKでした」と笑いながらシーンの裏側を語ってくれた。

■好きなタイプは目標に向かって一生懸命な人「自分も頑張ろうって思えるような人がいいですね」
由奈の内気なところも一生懸命なところも見事に演じる福本だが、自身の性格については「人とおしゃべりすることが好き」と由奈とは違う性格だと話す。

「私もこの世界に入るまでは本当に人前に出ることが苦手だったので、それはすごくわかります」と由奈に共感するところもあるという一方で「由奈は恋愛に関しては夢見がちな女の子なんですけど、私は結構リアリストなので、現実をちゃんと見ています。どちらかというと朱里に近いですね」と冷静な恋愛観を告白。

憧れのタイプを「目標に向かって一生懸命頑張っている人って憧れますよね。その姿を見て自分も頑張ろうって思えるような人がいいですね」と話す。好きな人には自分から告白するか聞いてみると、少し考えて「やっぱり告白はされたいですね」と吐露していた。

また、本作では高校1年生の純粋な悩みや恋を演じた福本自身は女子校出身。「女子だけで毎日楽しんでました」と学生生活を振り返る。
大阪出身の福本は「ユニバによく行ってました。中高の6年間で年パスを持ってなかったことはなかったですね。特に中学生のときは学校帰り週2で行ったりしました。ハリドリ(ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド)だけ乗って帰るとか。そういう使い方もして満喫していました」とアクティブな学生時代を送っていたそう。

■目標はどんな役でも輝ける女優「何気なく観た作品でも気になる存在になれれば」

2016年に東宝シンデレラオーディションでグランプリを獲得したことをきっかけに、芸能界デビューした福本。女優として歩み始めた今までを振り返り「3年くらいでいろんな役をやらせていただいたので、お仕事の中で学ばせていただくことがたくさんありました。たとえば時代劇だと、その時代のことを調べて、役のことも勉強していく中で、知識もだんだんと身についてきました」と場数を踏み、演技の幅が広がってきていると実感していると話す。

演じる役に対して勉強熱心で、努力家の一面を見せる福本は今後について「今回の作品ではありがたいことに主演をやらせて頂きました。それ以外にも、いろんな役に挑戦して、どのポジションでも輝ける女優さんになりたいです。何気なく作品を観ていて、『あれ、なんかこの子面白いな』と、気になってもらえる存在になれればと思います」と目標を掲げる。

最後に映画『思い、思われ、ふり、ふられ』を観る人へのメッセージを尋ねると「この作品の一番の魅力は恋愛だけが描かれている作品ではないという所が大きいです。もちろん胸キュンシーンもありますけど、4人が抱えている悩みや価値観、恋愛観も違います。その4人の誰かに自分を重ねて観ていただけたらと思います」と思いを語る。現在コロナ禍のなかでの映画公開であることにも触れ「人とあって思いを伝えることがなかなか難しい状況ですが、会って思いを伝えることの尊さを感じていただけたら嬉しいです」と語ってくれた。

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は8月14日(金)より全国ロードショー

取材・文=関西ウォーカー編集部 ライター松原明子

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