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大阪府・吉村洋文知事「エリア、業種を絞った休業要請は必要」

  • 2020年7月31日
  • Walkerplus

7月29日、大阪府庁で吉村洋文大阪府知事の定例記者会見が行われ、5人以上の飲み会を自粛するコロナウイルス感染症対策や「大阪コロナ追跡システムの普及促進」に関する施策、「大阪府風水害対策訓練」の実施などについて発表があった。

■若い世代の飲み会がホットスポット。5人以上の飲み会はやめて

知事は冒頭、会見前日のコロナウイルス感染者数が155人と過去最高を数えたことについて触れ、現状を「感染は拡大傾向にある。20~30代から高齢者層に広がりつつある。若い世代に広がりつつある状況を抑え込んでいきたい」と分析と対策について述べた。
感染拡大の原因について知事は「若い世代の飲み会がホットスポット」と分析し、「5人以上の宴会、飲み会、コンパを8月1日から20日の間、自粛して」と呼びかけた。

5人という数字については「科学的な根拠はないが、多くの集団の飲み会で広がっている現状があるため、一定の人数の基準を示した。この20日間、5人を超える飲み会を避けて、感染が広がっている環境そのものを抑え込んでいきたい」と自粛を求める理由を述べた。

さらに「すべての経済活動を止めるわけではない。感染防止宣言ステッカーを貼っているお店を選んで利用してほしい」と改めて要請した。

■大阪コロナ追跡システムがバージョンアップ。お楽しみ大阪マイルが貯まる!

続いて、大阪府が5月末にリリースした「大阪コロナ追跡システム」のさらなる普及を目指すための施策について発表があった。

「大阪コロナ追跡システム」は新型コロナ感染拡大を抑制し、社会経済活動と両立するため、感染者が発生した際に感染者と接触した可能性のある人に注意喚起ができるシステム。リリース後約2か月で登録者数は延べ90万人を超え、お店など施設の登録件数は2万件を超えた。うち約1万件は飲食店となっている。

これをより多くの人に利用してもらうため、今回3つの改良が加えられた。一般の人の登録を促進するためには「お楽しみ大阪マイル」を新設。これは利用者が同システムのQRコードを読み込んだ際「大阪マイル」というポイントを付与するもので、一定数のマイルをためた利用者を対象に定期的に抽選を実施、当選者には割引やクーポンなどの特典が贈られる。

吉村知事は「楽しみながら登録して、お得だと思ってもらえる仕組みを作り、システムが広がるとともに、消費にもつながれば」と期待をかける。大阪マイルは8月17日(月)から運用がスタートする。

さらに、登録しようとする人から不満として出ていた「登録の際、メールアドレスを入力するのが面倒」という声に答え、メールアドレスを入力せずに登録する方法も選択できるようになる。これは7月31日(金)から運用をスタート。

そのほか、小規模な飲食店などで登録の障壁になっていたQRコードの印刷については多数の事業者が協力を申し出て印刷をサポートしてくれる。こちらは準備が整い次第開始される。

■新型コロナウイルス感染症が収束していなくても台風時には速やかに避難を

そのほか、大型台風接近時の事前準備等のタイムラインについて本年度から運用を開始することが発表された。このタイムラインは松井知事時代に策定されたもので、台風到来の48~72時間前の晴天時から、府庁内では防災・危機管理司令部が情報収集体制を整えたり、府民はハザードマップを確認するなど準備を開始することが定められている。また、新型コロナウイルス感染症が収束していない中でも災害時には速やかに非難することを進めている。

そのためにはハザードマップで自宅が安全かどうか確認すること、また、指定の避難所ではなく安全な知人宅などに避難する、非常時持ち出し品にマスクや消毒液、体温計など衛生管理用品も加えるなど、日ごろからの準備が大切としている。

■ホットスポットを押さえるためにエリア、業種を絞った休業要請の可能性も

吉村知事は報道陣からの「休業要請はありうるのか」という質問に対し、「人と人がつながっていれば感染は広がっていく。陽性者が出ている状況も見えている。国に補償のための財源をつけてもらって、ホットスポットになっているところを一斉に抑え込むことが重要。それを近々西村大臣に具申したい」との考えを述べ、「エリア、業種を絞った休業要請は必要」との見方を示した。

取材・文=鳴川和代

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