和歌山南スマートICから5分の場所に、和歌山市初の道の駅 四季の郷公園FOOD HUNTER PARKが7月18日(土)にオープンする。
グランドデザインは、縄文時代の自然との付き合い方にならったもので、「Be Wild. 野生を楽しもう。」がコンセプト。
池の景観をいかした「水の市場」や、薪火で豪快にBBQができる「炎の囲炉裏」など、自然の中で「食を学び、穫(狩)り、食べる」、持続可能な自然共生型の「道の駅」を目指す。
■5つのエリアからなる自然共生型施設
「道の駅 四季の郷公園FOOD HUNTER PARK」は、もともとは和歌山市民に長く親しまれてきた農業公園。豊かな自然のなかで様々な生き物が息づく場所だ。
道の駅としてのリニューアル後は、「火の食堂」「水の市場」「炎の囲炉裏」「木の庭」「土の農園」と呼ばれる5つのエリアに分かれ、自然を大切に守りながら、地域との共生を続けていく仕掛けが施されている。
■水辺に立つ農産物直売所「水の市場」
地域の食材が購入できる産直「水の市場」は、時に亀が顔を覗かせる池に沿って建つ。雨の日には水の流れを愉しめるガーゴイルなども見どころだ。
■地域食材レストラン「火の食堂」
かまどごはんや焙煎コーヒー、石窯パンなど、火を近くに感じるレストラン「火の食堂」。中央にそびえる約5メートルの大木は、地元和歌山の山中で倒れていたものを再活用した。
レストランメニューには、和歌山の食材をふんだんに盛り込み、地域食材と素材にこだわった「四季の定食」をはじめとする定食類や単品メニューが充実。焼きたてパンの販売やスイーツなどカフェメニューもそろっている。
メニュー開発は、料理研究家の飯島奈美氏が協力。醤油や梅干し、金山寺味噌など、日本の食の原点が感じられる食卓の風景を、和歌山の豊富な食材と共に楽しめる。
■BBQエリア「炎の囲炉裏」
ジビエや旬の食材を豪快に食すBBQエリアが「炎の囲炉裏」。エリア内には、直径3メートルもの大きな囲炉裏があり、薪火で豪快にジビエサルシッチャや熊野牛のステーキ、旬の食材を焼いて楽しめる。
そのまま焼いて食べるBBQセットのほか、自身でダッチオーブンを使い調理できるジビエカレー、ポトフなど、充実したメニューも。BBQに関連する備品やタープは、すべて現地でレンタルが可能で、食事を注文すれば無料で利用できる。
10人がゆっくりと過ごせるTIPI(ティピー)もあり、大人数でも利用可能。薪割り体験などもあり、手ぶらで来ても自然のなかでワイルドな体感ができるエリアとなっている。
■シンボルツリー「アコウの木」がそびえる「木の庭」
FOOD HUNTER PARKの顔となるエントラス広場のシンボルツリー「アコウの木」は、プラントハンター西畠清順氏が選定。
「アコウの木」はイチジクの仲間で、日本の亜熱帯植物の代表的な樹木。沖縄や鹿児島、その周辺諸島では非常に馴染みのある植物だが、和歌山に隔離分布している不思議な植物だ。
■農家の指導のもとで野菜が栽培できる「土の農園」
「土の農園」は、プロの農家等に栽培方法を教わりながら、安全で新鮮な野菜が栽培できる体験農園。農具や野菜の種・苗は園主が準備するので、手ぶらで参加可能。初心者でも楽しみながら野菜を育てることができる農業塾となっている。
■体験農園
年間利用料金:1区画(20平方メートル)あたり2万5000円 ※契約期間は8月から半年間
※申込み方法詳細は「FOOD HUNTER PARK」公式サイトを確認
農業公園から生まれ変わった「道の駅 四季の郷公園FOOD HUNTER PARK」。ぜひ訪れて自然のなかでの遊びを楽しもう。