山口県萩市にある山口県立萩美術館・浦上記念館で、8月30日(日)まで「大集合!やきものどうぶつ展」が開催されている。
はるか昔から、人間の生活は動物たちと様々な関わりを持ちながら多様で豊かな文化を生み出してきた。動物たちの姿は、人々に豊穣なるイマージュをもたらし、自然の持つ不思議な力に対する思いや、長寿、富貴といった人々の願いや祈りに伴う吉祥的な意味とも結びつき、これまでにいろいろな動物造形が創り出されてきた。同展示会では、陶製の動物立体造形作品や動物文様を表した陶磁器など、焼き物で表現された動物の姿・かたちを一堂に展示する。
担当者は「焼き物というと実用の器物が一般的ですが、当展覧会では動物をテーマとすることで、焼き物が持つ優れた造形技術や土の造形力に注目しました。造形表現を通して、人と動物とのさらに深い関係を探っていこうと考えています。この夏は当館にて、身近なかわいい動物や想像上のいきものなど、東アジアの古陶磁から近現代の陶芸作品まで、多彩な焼き物の表現をお楽しみください」と魅力を紹介する。
個性ある作品が多数展示されている「大集合!やきものどうぶつ展」。この機会に、幅広い世代で楽しめる陶芸作品を鑑賞しに行こう。
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