サイト内
ウェブ

専門家が教える「頭皮トラブルを防いで白髪を染める方法」

  • 2021年5月10日
  • つやプラ

常に40代女性のお悩みの上位に挙がる白髪。少しでも伸びてくると、気になって仕方がないという人も多いと思います。

白髪取材記事アイキャッチ

白髪染めで起こりうる頭皮のトラブルやアレルギーについて伺った前回に続き、サロン向けのヘアカラー剤やヘアケア剤を製造販売している株式会社ミルボンの研究員の櫻井さん・長谷部さんに、頭皮トラブルやアレルギーを防ぐために気をつけることをお伺いします。

頭皮も肌の一部、肌が揺らいでいる時はヘアカラーも避けて

ーー前回、ヘアカラーによる一時的な皮膚刺激やアレルギーについてお話を伺いましたが、頭皮トラブルを防いで、髪を染めるにはどんなことに気をつければいいでしょうか。

「まず一番大切なのは、頭皮の肌状態が整っている時に染めることです。染料が肌の表面で留まっていれば、アレルギーの心配はほとんどありません」

「肌の内側まで浸透してしまった時に、異物が入ってきたと体が認識して免疫反応が起こり、アレルギー発症のリスクが高まります」

「肌内部への浸透を防ぐ働きは肌のバリア機能と呼ばれ、バリア機能を高く保っておくことが、ヘアカラーでアレルギーなどの頭皮トラブルを起こさないために一番重要なことになります」

白髪取材記事イメージ画像1

「あとは、カラー剤が頭皮にできるだけつかないように、美容師さんに相談をして、根元を少し残してカラー剤を塗ってもらったり、頭皮に保護用オイルを塗ってから染めてもらったりすることをおすすめします」

ーー家でセルフ染めする時にできることはありますか?

「セルフ染めで頭皮につかないように塗るのは難しいと思いますので、心配な方はサロンで染めてもらうのがいいと思います」

セルフ染めの場合は、肌に染料がつかないように額など生え際にしっかりクリームを塗る、手袋をはめる、耳にイヤーキャップをするといったことをきちんと行いましょう。あとは、体調や肌の状態が優れない時は染めるのをやめることも大切です」

頭皮ケアでトラブルが起きにくい状態に整えて!

ーー顔の肌は保湿をしっかりするなど、コンディションを保つために意識してお手入れしていましたが、頭皮はあまり意識していませんでした…

「頭皮も顔の肌と同様に、体調やストレス、気候などによって状態が変わります。頭皮のバリア機能を高く保つためには、睡眠をしっかり取り、バランスの良い食生活を心がける、ストレスを溜めないようにするといった、お肌のコンディションを保つために大切なことが同じように効果的です」

「頭皮は自分で見ることが難しく、コンディションを確かめにくいのですが、顔と頭皮は近いので、顔の肌が乾燥している、荒れている、敏感になっている時は、頭皮も似たような状態だと考えていいと思います。コンディションが悪い時はヘアカラーをしないことも頭皮トラブルを防ぐために重要です」

ーー頭皮のコンディションを整えるためにできることはありますか?

白髪取材記事イメージ画像2

頭皮ケアができるヘアケア剤を使用してお手入れをするのがいいですね。頭皮にも塗布できるトリートメントもありますので、そういったものを使うのがおすすめです。スカルプローションや育毛剤にも頭皮の保護、保湿機能があるので、日頃のお手入れにプラスするのもいいと思います」

「また、人によっては合わないシャンプーがあると思います。髪の仕上がりは気に入っているけれど、頭皮が痒くなったり違和感を感じたりするシャンプーは、頭皮にあっていない可能性があるので使い続けない方がいいと思います」

カラーリングに不安を感じたら、まず美容師さんに相談を!

ーーこれからどんどん紫外線が強くなってきますが、紫外線を浴びた後にヘアカラーをしても大丈夫でしょうか?

「長時間外で過ごした日など紫外線を浴びた後は、肌がヒリヒリしたり、いつも使っている化粧水がしみたりということがあると思います。頭皮も同様に、そういった時にヘアカラーをすると、刺激を感じやすかったり、染料が肌に浸透しやすかったりというリスクがあると言えます。紫外線を浴びた直後のヘアカラーは避けた方がいいでしょう」

ーーつやプラ世代は更年期に差し掛かる世代でもあるのですが、ホルモンバランスと頭皮の状態には関係がありますか?

白髪取材記事イメージ画像3

「ホルモンバランスと肌のバリア機能やターンオーバーには関連性があり、頭皮にも同様のことが言えると思います。ホルモンバランスの乱れで肌が揺らいでいる時は、頭皮も同じような状態にあると考えてよいと思います」

「ですので、生理前に肌が荒れやすい人は、その時期はヘアカラーを避けた方がリスクを下げることができると思います」

「些細なことでも美容師さんに相談することが、リスクを下げることに繋がります。当日の体調や施術中に感じたことなど、気になることや不安に感じていることを染める前に伝えておきましょう。そういったことを伝えておくと、カラー剤を使い分けたり根元を外して塗ったり、頭皮に極力負担をかけずに染める方法を考えてもらえると思いますよ」

(つやプラ編集部)

【櫻井 勇希(さくらい ゆうき)さん プロフィール】

櫻井さん

株式会社ミルボン 研究開発部 基礎研究グループ 安全性評価室 マネージャー

関西大学非常勤講師。名古屋大学大学院理学研究科物質理学専攻(化学系)修士課程修了。2007年入社。ヘアケアブランド「オージュア」の立ち上げに携わり、その後育毛・スカルプケア製品の研究開発を担当。2018年より全製品の安全性評価を担当している。

【長谷部 未来(はせべ みき)さん プロフィール】

長谷部さん

株式会社ミルボン 研究開発部 基礎研究グループ シニアリサーチャー

関西大学非常勤講師。お茶の水女子大学大学院ライフサイエンス修士課程卒。2008年入社。ヘアカラーブランド「オルディーブ」の開発を10年間担当。2019年からは、ヘアケアアイテムが毛髪に与える作用検証などの基盤研究を担当している。

 

【関連記事】
白髪を一瞬で隠す!白髪をカバーするスタイリングテク
頭皮の臭い&かゆみの原因?頭皮環境が悪化するNG行動3つ
ハサミの角度が鍵!40代・50代に似合う前髪セルフカットのコツ
寂しい髪の原因は◯◯不足?豊かな髪を保つためのケア方法

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。