暖かい季節になってきましたね。寒さが和らぎ、重いコートや厚めの服が必要なくなってきました。
ですが、気がついたら春太りをして「去年着ていた服が入らない!」ということもあるかもしれません。管理栄養士の筆者が、季節の変わり目に早めに気をつけたい春太りを招くNG習慣についてご紹介します。
気温が暖かくなってきて、つい薄着になってはいませんか? 暖かくなったといえど、まだ寒暖差の大きい季節です。
寒いと感じながらも薄着をしてしまうと、身体は体温を保つために脂肪を溜めようと働きかけます。また、体温が下がることで、免疫力が下がるともいわれています。
「冷えは万病のもと」といわれるように、肩こりや便秘、頭痛といった不調につながる場合もあります。そうなると身体を動かすことが億劫になり、その結果、たるんだ体型を招いてしまいます。
「冬の朝は寒いのでギリギリまで寝てしまい、朝食を食べなくなって、その習慣が続いている」という方は要注意です。朝食を食べないと血糖値が乱れやすく、「食べても食べても満足できない」「眠くてしょうがない」「量を食べていないのに太ってしまった」という負のサイクルを招く場合もあります。
栄養学では、朝食は健康にとって重要であり、朝食を食べることを推奨しています。朝食を食べることで体内リズムを整え、体温の上昇、便秘改善、血糖値の安定、太りにくい体質に導くなどのメリットがたくさんあります。
朝食を食べる時間がないという方は、ヨーグルトやチーズ、サラダチキン、ライ麦パン、みそ汁(レトルトも可)といった手軽に食べられるものから挑戦してみてください。
寒い冬の期間は、お家時間が多かったのではないでしょうか。家にいると、つい間食に手が伸びてしまいがちですよね。ポテトチップスやチョコレートなど、脂質・糖質・塩分の多い菓子類は、量を食べていなくてもカロリーが高めです。
間食につい手が伸びてしまう方は、ナッツ類やカカオ70%以上のチョコレート、玄米せんべい、煮干し、カミカミ昆布などを選ぶと良いでしょう。間食以外にも、食事量が変わらないままでは、運動量が少ないと太る原因につながってしまいます。
体重を1kg減らすには、約7200kcalのエネルギー消費が必要になります。「1駅分歩く」「階段を使う」「朝に簡単なストレッチを行う」などのことから始めてみてはいかがでしょうか。
冬の過ごし方や習慣を見直して、美ボディキープを目指していきましょう。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわ えりな)
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