「ごはんは太る食べ物」と思い込んでいる方が多いのではないでしょうか。実はごはんは、肥満を予防して太りにくく美しい身体を維持してくれるとっても有能な食材です。食べ方に気をつけるだけで、太りにくい身体を作ってくれるので、ぜひ試してみて!
5ツ星お米マイスターの筆者が、太るごはんの食べ方と太りにくくなる食べ方をご紹介します。
ごはんの糖質は脳と筋肉で9割ほど使われるので、脂肪としては残りにくいと言われています。
同じカロリーでも、脂肪分の多いおかずを食べると、その分が肥満の要素となる脂肪として蓄えられてしまうので、そんなおかずのときはご飯を食べるべし!
お米の糖質は、優先的に脳のエネルギーとして使われます。炭水化物を抜くと、身体がなるべくエネルギーを使わないようコントロールするため、太りやすくなってしまう可能性が。
朝は身体を燃焼させるために、しっかりとごはんを食べて身体を温めましょう。代謝を促し、脳にエネルギーを補充し、頭の働きを良くする必要があります。
朝食で摂ったエネルギーのほとんどは生活活動の中で消費されますが、逆に、夜は睡眠を摂ることで疲労回復や細胞修復を行うので、消化吸収しきれない量を食べるのはマイナスです。
ごはんを中心としたバランスの摂れた食事をすることで、食事の質が上がり、肥満を防ぐことができます。
ごはん6:おかず4(肉・魚・卵・豆腐1:野菜・海藻・きのこ1.5:具沢山味噌汁1.5)の割合が、理想的な食事です。
朝は体温が上昇していくので消化吸収も早くなります。また、脳も活性化して糖分を消化していくので、朝食はしっかりとごはんを食べてもOKなんです。
朝食に2膳、昼に1膳、夜に0.5~1膳のごはんを食べるのがオススメです。
お腹が空いたときには、冷ましたおにぎりや冷えたご飯(お弁当程度)を一膳食べましょう。
ご飯は冷やすことで「レジスタントスターチ」というデンプンに変化します。変化したデンプンは消化吸収されにくい性質を持っているので体内にとどまりにくいのです。冷やごはんはダイエットに最適と言えます。
「ごはんは太る」と思われがちですが、正しく食べれば肥満解消できるとっても優秀な食事です。ぜひ正しいごはんの食べ方を知り、食生活にとりいれてみて!
(5ツ星お米マイスター/薬膳インストラクター 澁谷梨絵)
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