冬になり肌のくすみが気になりはじめた、という声をよく聞きます。鏡を見て肌の色がトーンダウンして見えると、気持ちも沈んでしまいますね。
冬には、冬のくすみ対策があります。ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、内側から肌のトーンアップを狙う冬の食ポイントをご紹介します。
冬がきた途端に、くすみのせいでベースメイクが思うように仕上がらなくなったり、これまで似合っていたアイシャドウや口紅の色がなじまなくなるといったことに悩む方も多いですよね。それは、乾燥と血行不良が主な原因として挙げられます。
乾燥して肌のキメが乱れると顔色がくすみやすく、血行不良となり肌の組織や細胞に十分な栄養がいきわたらないと老廃物が溜まりやすくなるため、顔色が悪くなったり肌のツヤ不足の原因につながってしまいます。
肌のくすみを感じると、スクラブによる洗顔やピーリングといった方法を実践したくなるものですが、冬の肌は敏感になりがちです。なので、肌に刺激や負担をかけることはおすすめできません。
それよりも、肌の原材料である各種の栄養をしっかり肌に届けましょう。
肌細胞の重要な構成成分は「たんぱく質」です。肉や魚、卵、大豆製品といったたんぱく質を含む食材を、毎日欠かさずとりましょう。
また、たんぱく質の一種である「コラーゲン」は、肌のうるおいやハリを保つ効果が期待できます。コラーゲンは「ビタミンC」とともにとることで吸収率がアップしますので、コラーゲンを豊富に含む手羽元や豚足、豚バラ肉などの食材はビタミンCを含む食材、ブロッコリーやパプリカ、じゃがいもやキャベツといった野菜と一緒に調理しましょう。
・手羽元 6本
・ブロッコリー 1/2株
・生姜 1かけ
・水 200ml
・ポン酢 80ml
・みりん 大さじ2
(1)ブロッコリーは小房に分け、茎は乱切りにしておきます。
(2)生姜は皮をむかずにスライスしておきます。
(3)鍋に(2)と水、ポン酢、みりんを加えて沸騰したら手羽元を加えて、10分ほど煮込みます。
(4)(1)の茎を加え、フタをして中火で10分煮ます。
(5)(1)の残りを加え、中火で2分ほど煮れば完成です。
滞りがちな冬の血流改善のためにおすすめしたいのは、酢や梅干し、かんきつ類などに含まれる「クエン酸」と、いわしやさば、さんまなどの青魚に含まれる「EPA」や「DHA」です。
どちらも血行を改善する作用が期待でき、サラサラの血液に導きます。この2つを組み合わせてとれば、さらなる血流アップが期待できます。
・いわし 4匹
・酒 大さじ3
・レモン 1/2個
・塩 適宜
(1)いわしは頭を落とし、内臓をとったら塩を振って5分ほど置いておきます。
(2)レモンはスライスしておきます。
(3)(1)の水気をよく拭きとり、鍋に入れます。
(4)鍋に(2)を乗せ、酒を振りかけます。
(5)火にかけ、沸騰させたら弱火にして15分ほど煮れば完成です。
美しい肌のためには、インナーケアをメインに考えてください。身体のなかが整ってこそ、コスメのパワーも最大限に発揮されます。寒さや乾燥にもびくともしない健やかな肌を、食べて育てていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※たんぱく質(プロテイン) – わかさ生活
※EPA(エイコサペンタエン酸) – わかさ生活
※DHA(ドコサヘキサエン酸) – わかさ生活