ヘルシーな食べ物の代表選手「サラダ」。
生野菜や温野菜をたっぷり使ったサラダは、ビタミン・ミネラル・食物繊維が摂れて、アンチエイジングにも腸内環境美化にもおすすめの食べ物ですが、ドレッシングには気を遣っていますか?
ドレッシング選びを間違えると、アンチエイジングのためのサラダが、老化サラダになってしまうことも……!
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、気をつけたいドレッシングと、おすすめのドレッシングをご紹介します。
一般的な市販のドレッシングに多く使われているサラダ油。サラダ油に多く含まれるリノール酸は、身体に必要な脂肪酸ですが、摂りすぎると善玉コレステロールを下げ、アレルギー症状を悪化させると言われています。
日常的によく使われる油のため、リノール酸は自然と摂り過ぎる傾向にあるので注意しましょう。
ヘルシーなイメージのあるノンオイルドレッシングやマヨネーズですが、油を使っていない分、砂糖や水飴、人工甘味料などの甘みで味にコクをつけています。
そのため糖質が多く、お肌の老化の原因と言われる糖化や、脂肪の蓄積の原因となりかねません。
ノンオイルだから大丈夫! と、何にでもかける習慣がついている方は要注意!
ポリフェノールやビタミンEを含み、ヨーロッパでは“抗酸化作用で体を守ってくれる食品”として扱われるオリーブオイル。
その主成分「オレイン酸」は、悪玉コレステロールのみを減らすよう働き、小腸で吸収されにくく、さらに腸のぜん動運動を促す働きもあり、腸内環境美化にも◎。
主成分「α-リノレン酸」は、善玉コレステロールを増加させる働きや、血管をしなやかに保って血流をスムーズに保つ働き、アレルギーを抑える働きがあります。
また、「リグナン」というフィトエストロゲンを含み、美肌作りやPMSの症状の緩和にもおすすめ。(α-リノレン酸は加熱に弱いので、必ず非加熱で使いましょう。)
亜麻仁油と同様「α-リノレン酸」を主成分とするエゴマ油。エゴマに多く含まれる抗酸化物質「ルテオリン」には、アレルギー症状を緩和させる働きがあると言われ、α-リノレン酸との相乗効果が期待されていて、花粉症や喘息、皮膚炎などアレルギーにお悩みの方におすすめ。
せっかくの野菜の効果を減少させてしまわないためにも、良質オイルを使ってアンチエイジングサラダを食べる習慣をつけたいですね!
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※(2014)『Dr.クロワッサン 「油」で健康になる!』(マガジンハウス)