北海道〜九州に「高温に関する早期天候情報」 来週は一気に夏の暑さに

  • 2025年5月5日
  • tenki.jp

気象庁は5月5日(月・こどもの日)、「高温に関する早期天候情報」を発表。北海道から九州では、5月13日頃から「かなりの高温」が予想される。日中は30℃前後まで上がる所があるとみられ、真夏日が続出する可能性も。急な暑さによる熱中症に要注意。

来週中ごろから全国的に「10年に一度レベルの高温」へ

気象庁は5月5日(月・こどもの日)、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。「高温に関する早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されるものです。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。北海道から九州では、5月13日頃から「かなりの高温」が予想され、日中は30℃前後まで上がり、真夏日が続出する可能性があります。5月から6月にかけて春の運動会シーズンですが、暑さに十分に馴染んでいない身体に負担がかかり、激しい運動で熱中症のリスクが高くなります。普段から汗をかいて暑さに慣れる暑熱順化が肝心です。

暑熱順化とは

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暑熱順化とは、「体が暑さに慣れること」を指しています。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

人は運動や仕事などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上がった時は、汗をかくこと(発汗)による気化熱や、心拍数の上昇や皮膚血管拡張によって体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で、体温を調節しています。この体温の調節がうまくできなくなると、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。

暑熱順化がすすむと、発汗量や皮膚血流量が増加し、発汗による気化熱や体の表面から熱を逃がす熱放散がしやすくなります。

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