北海道地方のこの先一週間は、期間半ばには低気圧や気圧の谷の影響で天気が崩れ、気温は平年並みかやや低くなるでしょう。その後は天気が回復し、次の週末は広く晴れて6月並みの陽気となる所が多くなる見込みです。
発達した低気圧の影響で昨日(20日)は強い北よりの風が吹き、道東では一時暴風警報が発表されました。今日(21日)も道東などでやや強い北よりの風が吹いていますが、強風のピークは過ぎた模様です。
明日(22日)には低気圧は北海道から離れ、23日(火)にかけて高気圧の圏内となる見込みです。湿った空気が海上から入りやすい道北や道東方面で雲が広がりやすいほかは、晴れ間や日ざしがあるでしょう。昨日から今日にかけて冷たい北より風の影響で気温の上りが鈍くなった道内ですが、週明けは晴れ間の出る地方を中心に気温は高めとなりそうです。
なお、24日〜25日は前線を伴う低気圧が北海道付近を通過する影響で広く天気が崩れるでしょう。低気圧の予想進路に近い太平洋側ではまとまった雨量となる可能性があります。日高山脈周辺など標高の高い山岳付近では残雪があり、降雨による雪解けにより河川の増水などが発生する危険があります。最新の気象情報に注意して下さい。
26日(金)には天気は回復傾向となり、27日(土)〜28日(日)は広く晴れる見込みです。南から暖かい空気の入りやすい気圧配置となることが予想され、札幌圏や帯広周辺などでは日最高気温が25度を超える夏日となる所もありそうです。
日本気象協会が発表している最新の桜開花予想では、帯広で23日、道北の旭川や室蘭でともに27日、浦河で30日(火)となっています。次の週末までにはこれらの地域から開花の便りも届き、道内は本格的にお花見のシーズンを迎えそうです。