この先1週間も花粉の飛散量は東北から九州にかけて「非常に多い」レベルの所が多いでしょう。加えて、30日(土)と31日(日)は黄砂が飛来する予想です。黄砂の飛来もアレルギー症状を引き起こすことがあると報告されています。マスクなどで対策を。
花粉の飛散量は、この先1週間も東北から九州にかけて「非常に多い」レベルの所が多いでしょう。
スギ花粉は、すでに飛散のピークを過ぎている所が多くなっており、東京や仙台もまもなくピークを終えますが、ヒノキ花粉の飛散が、4月上旬にかけて急増する見込みです。4月上旬は広い範囲でヒノキ花粉のピークとなるでしょう。
花粉症の方は、まだ万全な対策をなさってください。
花粉の飛散に加えて、30日(土)と31日(日)は、「黄砂」も北日本から西日本にかけて飛来する予想です。
環境省によりますと、「黄砂」の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。
「黄砂」が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。
黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。
① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 窓を大きく開けると、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。換気をする場合は窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。