東海地方は、この土日は更に気温が上がり、平野部では最高気温が20℃前後と季節先取りの暖かさとなるでしょう。ただ、来週は気温が急降下し、冬のような寒さが戻りそうです。
今日15日の最高気温(15時まで)は、名古屋19.4℃、岐阜18.9℃、津19.1℃でした。
【16日(土)】
明日16日も、移動性高気圧に覆われて、東海地方は広く晴れるでしょう。今日15日よりも更に暖かな空気が入るため、最高気温は20℃を超える所が続出しそうです。昼間は長袖のシャツ一枚で快適に過ごせそうです。高山でも14℃で4月上旬並みの予想です。積雪の多い山地では、なだれに引き続き注意してください。
【17日(日)】
17日(日)は、高気圧の中心が東へ移り、変わって西から前線や低気圧が近づき、東海地方を通過する見込みです。天気は下り坂で、午前中は晴れますが、午後は次第に曇り空に変わるでしょう。ただ、東海地方への影響は小さく、夕方から夜に、岐阜県山間部でにわか雪やにわか雨の所がある程度で、大きな天気の崩れはなさそうです。
土日ともに季節先取りの暖かさで、昼間は寒さを気にせず屋外のレジャーを楽しめそうですが、花粉は「非常に多い」飛散が続きます。対策を万全にしてお過ごしください。
3月に、過去もっとも気温が上がったのは、名古屋25.8℃、高山24.3℃でした。春先でも、初夏のような陽気を時々観測しています。また、名古屋で、最も早く夏日を観測したのは3月17日となっています。
昼間にこれだけ気温が上がると、朝晩との寒暖差は15℃以上になる日もあります。この土日も、一日の中で気温変化が非常に大きいため、激しい寒暖差にも注意が必要です。
来週は、冷たい空気の影響を受けやすく、20日(水):春分の日から21日(木)頃は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込む見込みです。上空1500メートル付近には、平地で雪となる目安のマイナス6℃以下の寒気が東海地方にも流れ込み、一時的ですが東海地方は冬のような空気に覆われそうです。
週明け18日(月)以降は気温が低下し、20日(水)から21日(木)を中心に、寒の戻りとなるでしょう。高山など岐阜県山間部は、来週は雪の降る日が多く、特に、20日(水)は積雪が急増する所がありそうです。
また、スギ花粉に加えヒノキ花粉も飛び始め、来週にかけても、花粉は「非常に多い」飛散が続く見込みです。
日本気象協会が発表した2024年の第4回桜開花予想によりますと、前回の予想より、名古屋や岐阜、津では一日早まる予想となりました。ここ数日の暖かさと、この土日の季節先取りの暖かさで、蕾も順調に膨らみそうです。早ければ、来週中頃に開花の便りが届きそうです。
【桜開花予想日】
名古屋市:3月20日(平年3月24日)
静岡市:3月22日(平年3月24日)
岐阜市:3月20日(平年3月25日)
津市:3月23日(平年3月29日)