8日(金)の明け方から朝にかけては東京都心でも雪が降る可能性があります。積もるほどの雪ではなさそうですが、朝の通勤通学の時間帯はご注意ください。山沿いでは雪の量が多くなるでしょう。
8日(金)は、関東の南を低気圧が通過するでしょう。いわゆる南岸低気圧で関東では雪や雨が降りそうです。関東の上空には雪を降らせるような寒気が流れ込み、朝は東京都心でも雪の降る可能性があります。
一番上の図は8日(金)午前7時の関東周辺の雪や雨の予想です。それによると、甲府から箱根、東京多摩地方、埼玉秩父、群馬や栃木の北部の山沿いは雪が降るでしょう。東京都心など平地では、みぞれや湿った雪の見通しです。都心などは積もるような雪が降る可能性は低いですが、朝の通勤通学の時間と重なります。雨でも雪でも足元は悪くなりますので、ご注意ください。
その後、日中は気温が上がって、平地では雨に変わるでしょう。北部は雪が続き、雪の量が増える所がありそうです。交通機関の乱れや、なだれなどに注意が必要です。
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。