ここ1週間の地震回数は、震度1以上が74回でした。昨日から千葉県東方沖を震源とする地震が多発し、昨夜と今朝は最大震度4を観測しています。
上の図は、日本全体でこの1週間に震度1以上を観測した地震の震央を、地図上に示したものです。この7日間(2月23日9時00分〜3月1日9時00分)では、震度1以上の地震を74回観測しました。
昨日2月29日から千葉県東方沖を震源とする地震が多発しています。昨日29日昼前から夕方にかけて最大震度3の地震が3回発生。
その後、今朝にかけて最大震度4の地震が2回発生しました。昨日29日18時35分頃にはマグニチュード4.9の地震が発生し、千葉県大網白里市で震度4を観測。今日3月1日5時43分頃にはマグニチュード5.2の地震が発生し、埼玉県さいたま緑区や千葉県東金市、山武市、大網白里市、一宮町、白子町、長南町、市原市で震度4を観測しました。
地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。
① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
② 家具の固定をしましょう。万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。
③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておいてください。
緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。
① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。