ここ1週間の地震回数は、震度1以上が66回でした。昨日11日も能登半島地方を震源とする地震が発生し、石川県珠洲市や能登町で震度4を観測しました。
上の図は、日本全体でこの1週間に震度1以上を観測した地震の震央を、地図上に示したものです。この7日間(2月5日10時00分〜12日10時00分)では、震度1以上の地震を66回観測しました。
令和6年能登半島地震が発生して1か月以上経過し、発生直後に比べ、地震の発生回数は減少傾向にありますが、それでも昨日11日12時36分ごろに能登半島地方を震源とするマグニチュード4.7の地震が発生し、石川県珠洲市と能登町では震度4の地震を観測しました。
また、7日20時59分ごろには、和歌山県北部を震源とするマグニチュード4.1の地震が発生し、和歌山県湯浅町で震度4の地震を観測しています。
今後、北陸地方では15日から16日ごろに前線が通過するため、雨が降りそうです。地震によって地盤が緩んでいる地域もあります。少しの雨でも土砂災害の危険が高まります。復興にむけて、作業される方も多くいると思いますので、十分にご注意ください。
緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。安全を確保するための行動例は以下の通りです。
① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。扉を開けて避難路を確保することも大切です。
② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。
④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください。急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。