今週末の関東近郊は晴れる所が多く、11日(日)を中心にまずまずのスキー日和となるでしょう。昼間は雪に反射する太陽光が強くなりますので、紫外線対策は欠かせません。また、朝晩に楽しむ際はアイスバーンに注意しましょう。
10日(土)は、日本海を進む低気圧の影響で、大気の状態が不安定になる所がある見込みです。新潟県や長野県北部、群馬県、福島県のスキー場では、午後は雪が降り、カミナリを伴う所もあるでしょう。落雷や空模様の変化にご注意ください。そのほかのエリアでは、おおむね晴れる見込みです。
11日(日)の午前中は雪の降る所もありますが、次第に高気圧に覆われるでしょう。長野県や栃木県のスキー場を中心に、日中は日差しが降り注ぎ、各地でスキー日和となる見込みです。晴れる時間が長い所では、雪から反射する太陽光が強くなるため、紫外線から肌や目を守るための対策が必須となりそうです。
12日(月)は、上空に寒気を伴った気圧の谷が日本海を通過するでしょう。晴れる所が多いですが、長野県北部や新潟県のスキー場を中心に、再び大気の状態が不安定になる見込みです。晴れていても、天気の急変に注意が必要です。
なお、日中は雪が緩むものの、朝晩は強い冷え込みでアイスバーンになるなど、ゲレンデ状態が変化する恐れがあります。スキー場への行き帰りの道中も、時間帯が違えば路面状態が変化するかもしれませんので、スリップ事故などにご注意ください。
10日(土)は、日本海を進む低気圧に向かって暖かい空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になるでしょう。午後は雪の降るエリアが多くなり、局地的に雷を伴う恐れがあります。
11日(日)は大気の状態が安定しますが、12日(月)は再び不安定になる見込みです。山では天気が変わりやすいため、空が急に暗くなってきたり、カミナリの音が聞こえたら、安全な場所に移動しましょう。
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。