スギ花粉の飛散シーズンが近づいています。東京都内ではまだ飛散開始とはなっていないものの、わずかに花粉が飛んでいます。今年のスギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートとなる予想です。早めの対策を。
東京都内では、今シーズンは、まだスギ花粉の飛散開始※とはなっていませんが、少量の花粉が飛んでいます。
東京都保険医療局「東京都アレルギー情報navi.」のデータによりますと、1月4日以降のスギ花粉の累積値は千代田で0.6個/cm2、葛飾で1.8個/cm2、八王子で2.1個/cm2、多摩で3.0個/cm2などとなっています(千代田は1月22日、葛飾は1月24日、八王子や多摩は1月25日までの値)。
※飛散開始日とは、 1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日
スギ花粉シーズンは例年並みか例年より早いスタートとなるでしょう。
スギ花粉は、2月上旬に九州・四国・中国・東海・関東甲信の一部で飛散開始となる見込みです。近畿は2月中旬、北陸、東北南部は2月中旬から下旬、東北北部は3月上旬から中旬に飛散開始となるでしょう。
スギ花粉の飛散がピークを迎える時期は、福岡・高松・東京は2月下旬から、広島・大阪・名古屋・金沢・仙台は3月上旬からとなるでしょう。ピークの期間は10日から1か月ほど続く見込みです。
春一番が吹くような、風が強く急に暖かくなる日があると花粉の飛散量が一気に増えて、ピークの時期が早まることも考えられます。ピークを迎える前から、万全な花粉対策を心がけるとよいでしょう。
各地域の花粉飛散傾向は、例年に比べると、四国・関東甲信は100%と例年並み、九州・中国・近畿・東海・北陸・東北は120〜140%とやや多い、北海道は200%以上で非常に多い予想です。
前シーズンと比べると、四国・中国・北陸・関東甲信は50〜60%と少ない、九州・近畿は70%とやや少ない、東海は90%と前シーズン並みの見込みです。東北は150%と多いですが地域によって差が大きく、東北南部は少なく、東北北部は非常に多いでしょう。北海道は600%以上で非常に多い見込みです。