きょう25日は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定。午後2時現在、中国地方〜東北にかけての広い範囲に雷注意報が発表中です。ひょうが降ったり、急な大雨によって道路が冠水したりという情報も。
きょう25日は、上空にこの時期としては強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
午後2時現在、中国地方〜東北にかけての広い範囲と、北海道の渡島・檜山地方に雷注意報が発表中です。
宮城県女川町では、午後1時32分までの1時間に50.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。
すでに、局地的には大雨が降り、宮城県では、道路の冠水やひょうが降ったという情報も出ています。
東北や北陸を中心に雨の強まっている所がありますが、夜にかけては、北陸や東北だけでなく、関東や東海も雷の発生する確率が高くなるでしょう。
今夜にかけて、中国地方や近畿、東海、北陸、関東甲信、東北、北海道渡島・檜山地方では突然大雨が降ったり、雷が鳴ったりする可能性があります。また、竜巻などの突風やひょうが降る恐れもあります。
ゴロゴロと雷が鳴る音が聞こえたり、急に空が暗くなってきたり、冷たい風が吹いたりしたら、発達した積乱雲が近づいている証拠です。
早めに安全な建物に移動するようにしてください。
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。
1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。
2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。
雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。