きょう15日、関東や伊豆諸島には広く雨雲がかかり、千葉県南部など活発な雨雲も見られます。昼頃までが雨のピークで、沿岸部では局地的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。冠水した道路は危険です。車での走行は避けてください。
きょう15日、前線を伴った低気圧が発達しながら関東沖を進んでいます。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、関東の沿岸部や伊豆諸島を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。
10時半現在、関東や伊豆諸島には広く雨雲がかかり、千葉県南部など活発な雨雲も見られます。1時間に伊豆諸島の利島で33.0ミリ(9時42分まで)の激しい雨が降りました。また、千葉県館山市で21.0ミリ(10時00分まで)と土砂降りの雨となりました。10時半現在、千葉県には大雨警報の発表されている地域があります。
昼頃までが雨のピークで、沿岸部では局地的に雷を伴って、バケツをひっくり返したような激しい雨や滝のような非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
正午頃からは関東の内陸部や伊豆諸島では次第に雨はやむでしょう。ただ、千葉県や茨城県など関東の沿岸部では午後3時頃まで雨が続く予想です。昼過ぎにかけて、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
いったん雨雲は抜けた後でも、夜は再び一部に雨雲がかかりそうです。山沿いだけでなく、東京都内や神奈県、千葉県など平野部でも雨の降る所があるでしょう。雨のやんだ後も局地的な雨にお気をつけください。
大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。
浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。
車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。