初心者でも育てやすい植物「カランコエ」種類ごとに異なる葉や花の色や形、その豊富さが魅力となるオススメの多肉植物です。
今回はカランコエの特徴をご紹介し、よりよい育て方を知っていきましょう。
カランコエの原産地は、熱帯気候のマダガスカル島や南〜東アフリカ。
そのため、暑さには強く夏に成長する一方で、寒さに弱く10℃を下回ると生育が鈍ります。
最適な育て方は春〜秋の間は日当たりがよく風通しのよい場所で育成がベスト。
冬は室内の日当たりの良い場所に取り込み育て、春が近づくに連れて適度に屋外で日に当てましょう。
また加湿を嫌うため、水やりは適度に行い、雨はしのげる場所に置いて育てましょう。
肥料もまた過剰に上げ過ぎると根腐れを起こしてしまいます。
種類が豊富なカランコエの花。
赤、ピンク、オレンジなどさまざまですが、その処理の方法は同じです。
花が咲くのは10月〜5月。
花茎の先にまとめて次々と花を咲かせていきます。
花がら摘みは、3割ほど枯れた花茎は順次に付け根から切り落とす形で行いましょう。
処理を行わなかった場合に、灰色カビ病にかかる可能性もあるので注意しましょう。
また花を自分の好みの時期に咲かせたい場合に、短日処理を行いましょう。
カランコエは短日植物のため、日照時間が少なくならねければ花は咲きません。
日照時間を10時間に設定した状況を30~40日ほど続ければ、花芽を形成し始めるので、花を咲かせたい時期の1ヶ月前程度から処理を始めるのがベストでしょう。
カランコエは病気になることはほぼありませんが、虫には注意をしなければいけません。
特にアブラムシが付きやすく、その分泌物によってスス病になる可能性があります。
春とともにアブラムシは発生しますので、常に注意して、見つけた場合には殺虫剤などで除去しましょう。
今回はカランコエの特徴に沿って育て方を紹介しました。
初心者の方も植物の特徴を知ることで、よりよい育て方に専念していただければと願います。
※トップ画像はPhoto by TAKAちゃんさん@GreenSnap