沖縄・国頭村(くにがみそん)に、3月30日、道の駅「やんばるパイナップルの丘 安波(あは)」がオープンした。
「やんばるパイナップルの丘 安波」は、世界自然遺産にも登録された、沖縄本島北部・やんばるエリアに位置する道の駅。慶應技術大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が産官学の連携による地域課題解決の拠点として整備支援を進めてきた。
やんばるエリアの特産物であるパイナップル(7月頃〜10月頃)、カラギ(シナモン)、サトウキビ、タンカン(柑橘)などの農産物や水産物、木材に連携各社のさまざまな技術や加工を組み合わせて付加価値の高い商品を開発し、域外への販路開拓を行っていく。KMDは引き続き、先端技術や社会の動向を見据えながらさまざまな企業・団体と共に活動の核であるイノベーションを創造するプロジェクトを展開し、さらなる地場産業の活性化を目指す。
「やんばるパイナップルの丘 安波」は、3つの棟から構成。「本体棟」では、食・文化・自然を感じながら地域の商品・サービスが体感できるスペースとなっている。食工房(2022年夏オープン予定)や、ライブキッチン、カフェ、物販などの施設のほか、屋上には展望台も備える。
本体棟屋上の展望台からの眺め
「交流棟」は産官学連携や活動の拠点となるスペースで、木工房(2022年夏オープン予定)やコワーキングスペースなどを完備。「観察棟」は自然豊かなやんばるならではの観察ができるエリアになっていて、ヤンバルクイナがすむ谷や野鳥や生物を観察しながら、心身ともにリラックスができるようになっている。
コワーキングスペース
コワーキングスペース
木工房(2022年夏オープン予定)
木工房(2022年夏オープン予定)
木工房(2022年夏オープン予定)
観察棟
観察棟屋上にある「やんばるの丘ブランコ」
「本体棟」にある「カフェレストラン 美(ちゅ)ら作」では、やんばるの食材を使った肉料理やカレー、オリジナルドリンクなどが楽しめる。土産品や物産品のコーナーでは、パイナップルを使ったスイーツや地域の特産品などが並んでいる。
さらに、屋外には「芝生広場」や「森林散策路」も。「観察棟」の屋上には大人も遊ぶことができる「やんばるの丘ブランコ」もあるなど、やんばるの大自然に囲まれながら、食や絶景をまとめて堪能できるぜいたくなスポットが誕生した。
「やんばるパイナップルの丘 安波(あは)」
住所:沖縄県国頭郡国頭村字安波1089番地7
営業時間:10:00~17:00
休み:なし