地震、台風、ゲリラ豪雨…。私たちの住む日本は毎年、多くの災害に見舞われます。災害に備えた安全対策は第1章で紹介した「ケガを回避するための安全対策」とはまったくの別物。ここでは、防災を意識したエクステリアをほんの少しだけご紹介します。
【防災例 1】定期的な庭木の剪定
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大きくなりすぎた植栽は、地震や台風、大雪などで倒れる可能性が高くなっています。住人や通行人にケガを負わせてしまったり、建物に損害を与えたりしないよう、定期的な剪定を行うことが大切。
【防災例 2】フェンスを使った目隠し
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軽量素材を使用したフェンスはブロック塀に比べて、万一倒壊した際にも被害が少なく済むのがポイント。さらに、板と板の間の隙間が風を通すため、風の力を逃して低減することもできます。
【防災例 3】車を守るカーポート
台風 竜巻 大雪
竜巻や台風で飛んでくる飛来物や、降り積もる雪から愛車を守るのがカーポート。商品によって耐風性能や耐荷重が異なるので、デザインはもちろん仕様上の数値もしっかり確認して選びましょう。
【防災例 4】曲線の壁
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曲線はデザイン性を高めるだけでなく、強風や津波などの力を受け流すことができる形。東日本大震災では、曲線の門壁だけが倒壊を免れたという事例も見られました。(本誌には写真掲載あり)
【防災例 5】物置の設置
台風 竜巻 その他
園芸用具が強風で飛ばされないように、防災グッズを収納しておくために…、普段はもちろん、物置は災害時にも大活躍。有事の際に転倒しないよう、設置の際には固定の工事をしっかり行いましょう。
もっとくわしく防災対策!
このコラムで紹介したトピックを含むエクステリア&ガーデンの防災対策は『備えのエクステリア&ガーデン』で詳しくご紹介。災害ごとに想定される被害と、それを回避するためのアイデアがつまった132の実例とおすすめアイテム、さらには罹災証明書の申請手続きや支援金・補助金の活用などのお金にまつわる話まで、ためになる内容がたっぷりの112ページ。ぜひ本書とセットで手に取ってみてください。
ブティック・ムックno.1568
備えのエクステリア&ガーデン
ISBN:978-4-8347-7668-3
定価:1400円+税
発行:ブティック社
エクステリア・住まいについてもっと知りたい方におすすめ!
「セカンドライフのエクステリア&ガーデン」では、今回紹介した以外にもたくさんのエクステリア・住まいの情報をわかりやすく丁寧に紹介しております。