
家のシンボル的存在「こだわりのデザインウォール」があるエクステリアをご紹介。外構はできるだけシンプルにという要望が増えているなか、どこかこだわりのデザインを入れて他の家とは差をつけたい!そんなときに参考になるおすすめの実例です。
門まわりもお庭も一新!管理が大変だった植栽をボリュームダウン
【千葉県S邸】
施工期間:約35日
設計・施工:Garden:Time
プランナー:森 健一さん
既存の植栽を多く持て余している中で見栄え良くリフォームができないか、また、広い樹脂木デッキがありながら角地が故にプライバシーの確保が難しい状態、ということでご相談いただきました。
まず、ファサードの見栄えとして思い切った植栽の撤去を行い、道路との境界にはデザインウォールを設けました。合わせて門柱壁も一新しましたが、既存物と新設物のマッチングを最優先に考えウッド製をチョイスしました。
庭部分は駐車スペースと一体のようになってしまっていた状態から、それぞれをはっきりと分けられるように考慮。
接している道路は車と歩行者の往来頻度が高いので、高さのある物でしっかりと囲うデザインを採用していただきましたが、外観も内観も単調にならないように、ウッドフェンスとデザインウォールを組み合わせる形にしました。道路に対して側面になる部分は、隙間のあるボーダーフェンスにして閉塞感の軽減と風通しを確保していますが、道路正面になる部分は壁とルーバーフェンスを組み合わせてしっかりと視線を遮る形にしています。
樹脂木デッキについていた手すりは撤去して、新設の石敷きテラスと一体感のある空間になるように意識しました。
車や人の往来を気にすることなく、楽しんで過ごせるお庭が完成しました。
①ファサード。多すぎて管理が大変だった植栽を撤去し、大きなデザインウォールとウッドの門柱を設置。デザインウォールはラインを入れることで単調にならないように配慮。また門柱とも前後差をつけることでデザイン性を持たせています。

②玄関前にはシマトネリコなど植栽を残し、程良い目隠しに。

③④施工前。植栽が多く管理が大変でした。

BEFORE

BEFORE
高さや位置、素材を変えることで外観も内観もメリハリをつけて
①道路からの視線が気にならないようにデザインウォールやフェンスを設置。

②ウッドの門柱も白いポストでデザインウォールとの関連性を持たせて。

③~⑥建物側面。駐車場とお庭が一体となってしまっていたのをしっかり区切るデザインに。お庭はプライベートな空間にするため、高さのあるフェンスを施工。部分的に素材を変えることで単調にならないように配慮しました。

⑦⑧既設のウッドデッキに石敷きテラスを組み合わせて広々としたお庭空間に。

⑨お庭の一角には立水栓を設置。
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