初心者さんにも簡単な、紙バンドを使った作品のレシピをご紹介します。こちらは、シックな色合いでシンプルにデザインされた、浅かご。テーブルウエアや小物入れとして丁度いいサイズです。
必要な材料・付属品・用具
★でき上がり寸法 直径16.5cm×高さ4.5cm
*材料
Papies<スタンダード/12本合わせ/5m巻> (植田産業)
・No.3=くろちゃ 2巻、茜 1巻
・No.4=茜 2巻、くろちゃ 1巻
*用具
用具については別ページで説明していますので、参照してください。
『紙バンド(エコクラフト)の基礎「用具」)』についてはこちらから
Papiesのカット本数
①底ひも 3くろちゃ 4茜 / 12本どり 45cm × 4本
②編みひも 3くろちゃ 4茜 / 1本どり 430cm × 1本
③差しひも 3くろちゃ 4茜 / 6本どり 19cm × 16本
④編みひも 3くろちゃ 4茜 / 1本どり 430cm × 1本
⑤編みひも 3くろちゃ 4茜 / 2本どり 240cm × 2本
⑥差しひも 3くろちゃ 4茜 / 6本どり 15cm × 32本
⑦編みひも 3くろちゃ 4茜 / 1本どり 150cm × 1本
⑧芯ひも 3くろちゃ 4茜 / 6本どり 55cm × 2本
⑨芯ひも 3茜 4くろちゃ / 6本どり 55cm × 1本
⑩かがりひも 3くろちゃ 4茜 / 1本どり 360cm × 2本
⑪かがりひも 3茜 4くろちゃ / 1本どり 360cm × 1本
⑫内縁ひも 3茜 4くろちゃ / 12本どり 54cm × 1本
Papiesの裁ち方図
作り方
※わかりやすくするために色を変えています
01 ベースを作ります。①底ひも4本を中央で井桁に組み、ボンドで貼ります。
02 1の四方のひもを、井桁の際まで半分に割きます。
03 半分に割いたところです。
04 ②編みひもを半分に折り、写真の割いた1本に掛けます。※内側を見ながら編みます。
05 割いたひも1本ずつを、右ねじり編みで編んでいきます。
06 右ねじり編みで1周編んだところです。
07 霧を吹いて、四方のひもを放射状に広げながら10周まで編みます。
08 編み終わりのひも端は、ボンドをつけて編み目に差し込み、余分をカットします。
09 全ての③差しひもの片端を、角を取って丸くカットします。
10 丸くカットした③ひものひも端にボンドをつけて、編み目5周分に重ねて、放射状に広げた間に1本ずつ貼ります。
11 ④編みひもを半分に折り、底編み始めと同じひも1本に掛けます。
12 右ねじり編みで6周まで編み、編み始め位置で1cmずつ残して余分をカットします。
13 ⑤編みひも2本のひも端にボンドをつけ、12でカットした④ひものひも端に1cm貼り合わせて繋ぎます。
※ボンドが乾くまで、先丸ペンチで押さえます。
14 追いかけ編みで、1本ずつ放射状に広げながら編み進めます。
15 10段まで編み、編み終わりのひも端は、ボンドをつけて編み目に差し込んで貼ります。
16 余分な編みひもをカットします。
17 9の要領で、⑥差しひも32本の片端を丸くカットし、16の放射状の間の編み目4段分に重ねて1本ずつ貼ります。
18 周りの編みひもを、内側へ折り曲げてから立ち上げます。17 で貼った⑥ひもは、折り曲げ位置の内側をマイナスドライバーで押さえながら折り曲げます。
19 底周りのひもを立ち上げたところです。
20 ⑦編みひもを半分に折り、①ひも1本に掛けて、立ち上げたひも1本ずつを右ねじり編みで1周編みます。
21 編み終わりは、内側の編み目に重ねてボンドで貼り、余分をカットします。
22 8の字かがり編みをします。1周めの上側に合わせて、⑧芯ひも1本を縦ひもの外側に貼り、⑩かがりひも1本は同じ縦ひもの内側へ⑧ひもの上側に合わせて貼ります。
23 ⑩ひもを⑧ひもの外側へ折り返し、⑧ひもの下側から右隣の縦ひも1本に右側から掛けて弧を作ります。
24 次に、弧の内側から⑩ひものひも端を指先でつまんで引き抜きます。
25 さらに、ひもを引き締め、写真のように1周めの右ねじり編みの上側に沿って、⑧ひもを縦ひもに重ねて、編み目を整えます。
26 次は、⑩ひもを⑧ひもの外側から、24で掛けた同じ縦ひもに右側から掛け、引き締めます。
27 23の要領で、⑩ひもを⑧ひもの外側から、右隣の縦ひも1本に掛けて弧を作ります。
28 24の要領で、弧の内側から⑩ひものひも端を指先でつまんで引き抜きます。
29 25の要領で、ひもを引き締め、編み目を整えます。
30 26~29をくり返して、4本めの縦ひもの下側に掛けたところです。
31 続けて、4本めの上側に掛けます。縦ひも4本に8の字かがり編みができたところです。
32 26~29をくり返して、⑧ひもの外側の上下に巻きつけて、交差模様を作る8の字かがり編みを、編み始めの1本手前の縦ひもまで1周編んだところです。
33 8の字かがり編みで1周編み、編み終わりのひも端を、編み始めに斜めに渡した編み目の下側に通して、交差を作ります。
34 33のひも端を内側に通し、縦ひもの内側に貼り、余分はカットします。
35 22~34の要領で、2段めは⑧芯ひもと⑩かがりひも1本で編み、3段めは⑨芯ひもと⑪かがりひもで編みます。さらに、余った縦ひもは全て半分に割きます。
36 縦ひもの始末をします。内側から見て、割いた左側の縦ひもを、内側の編み目に差し込みます。
37 差し込んだひもは、1・2段めの間で余分をカットします。
38 残した縦ひもで、縁飾り編みをします。縦ひも1本めは、弧を作りながら右隣の縦ひもに掛け、ひも端は右にひねって裏面を表側に返して、ひも端を休めます。
39 38の要領で、2本めを1本めの弧の上側から右隣の縦ひもに掛けます。
40 39の要領で、1本ずつ右隣の縦ひもに掛けます。最後は、1本めの弧に通します。
41 次は、休めたひも端を左隣のひも端の上側から弧に通して、輪を引き締めます。
42 さらに、左隣のひも端を41の要領で、左隣の弧に通して、輪を引き締めます。
43 全てのひも端を左隣の輪に通し、最後の1本は、1本めの輪の上側から内側へ通して引き締めます。さらに、霧を吹いてひも端を引き締め、縁飾り編みの編み目を整えます。
44 縁飾り編みの編み目を整えたところです。
45 内側へ通したひも端は、8の字かがり編みの1段めの上側に合わせて、余分をカットして内側へボンドで貼ります。
46 ひも端の始末ができたところです。
47 ⑫内縁ひもにボンドをつけて、8の字かがり編みの1・2段めの間に下側を重ねて1周貼り、貼り終わりのひも端は斜めにカットし、貼り始めに重ねて貼ります。
48 でき上がりです
*デザイナーのご紹介
【DESIGNER’S PROFILE】
山貝 香 Kaori Yamagai
-山梨県在住-
2004年に紙バンド作家活動をスタート。紙バンド雑貨・かごバッグなどの作品を「エコクラフト作品集」、「紙バンド作品集」に数多く掲載。
使いやすさ、作りやすさ、美しいフォルムに定評があり、その作風は多くのファンから支持を集めている。
地元の婦人会や富士山自遊大学などでの紙バンド教室や定期講座は、丁寧でわかりやすい教え方から長期にわたって人気を集め、生涯学習などの地域講座も多数手がけながら、紙バンド手芸の楽しさを伝えている。
また、山貝香さん監修本(朝野由美子さん、山本めぐみさんとの協力で監修)「エコクラフトの基礎」(小社)は、重版されるほど人気を集めている。
*アメブロ http://ameblo.jp/kaorimini326/
*インスタグラム kaoriyamagai
紙バンドのレシピをもっと見たい方におすすめ!
「みんなの紙バンド雑貨 vol.5」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの紙バンドを使ったレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。