ここでは紙バンドを使った雑貨を作る際に必要となる、レーシー編みについて解説します。丹念に編み上げていく技法は、手仕事の楽しさを感じられ、ハンドメイド好きにとても人気があります。マスターして色んな作品にチャレンジしてみましょう!
1個(四つだたみ編み)の編み方
01 四つだたみ編みをします。①底縦ひも2本を二つ折りにし、1本は伸ばして縦ひもにし、残りの1本を縦ひもの下側に掛けます。さらに、後側のcを手前に返して、aの後ろに重ねます。※aは、指定がある場合②底横ひもとなります。
02 aを中央から後側へ倒してdの右側へ出し、さらに、編み目1個分の幅で手前に折り返して、cの輪に通します。cを引き締めて、四つだたみ編みが1個編めたところです。
2個繋ぎの編み方
01 2個めは、「1個の編み方」2の上側へ①ひもを半分に折ってaに掛け、cを手前に返して、aの後ろに重ねます
02 aを後側へ倒してbの上から引き出し、さらに、編み目1個分の幅で手前に折り返して、cの輪に通します。cを引き締めて、2個めが編めたところです。
3個繋ぎ(三角形)の編み方
01 「2個繋ぎの編み方」の2を、時計回りで、90度回転します。
02 cに結び目1個分でcを掛け、さらに手前に返して、cの後側に重ねます。
03 cをcの際から後側へ倒して、根元から手前に引き出します。
04 cを手前に返して、cの輪に通します。cとcを引き締めて、3個めで繋がり、三角形ができたところです。
4個繋ぎ(四角形)の編み方
01 「2個繋ぎの編み方」の2を、時計回りで、90度回転します。新たに①底縦ひもを半分に折り、2個めのcに掛け、dを手前に折り返します。
02 cを後側に倒して1個編みます。3個めが編めたところです。
03 4個めは、1個めと繋ぎます。dを編み目1個分の幅でcに掛けて、折り返します。
04 cをdの際から後側へ倒して、根元から手前に引き出し、隙間ができないように1個編みます。繋ぎの4個めを編み、四角形ができたところです。
5個繋ぎ(五角形)の編み方
01 「4個繋ぎの編み方」の1・2と同じ要領で3個編み、左側に穴を開けるように広げます。①底縦ひもを半分に折り、3個めのcに掛け、4個めを編みます。※写真の①は、指定がある場合②底横ひもとなります。
02 4個めが編めたところです。
03 次に、向かい合うひもで5個めを編んで繋ぎます。
04 5個めで繋がり、五角形ができたところです。
ブレードの編み方
※ここでは、わかりやすくするために、①底縦ひも・②底横ひもとします。
01 1個めを①底縦ひもと②底横ひも各1本で編み、「5個繋ぎの編み方」の1・2の要領で、2本めの②ひもを掛けて4個めを編みます。
02 ①底縦ひも4本と②底横ひも2本で、六角形を1個編みます。さらに、上下にピコットを2個ずつ編みます。
03 「差しモチーフ」を作ります。新たな①底縦みひも2本の中央で、四つだたみ編みを1個作ります。これを2個作ります。
04 2を90度回転します。右側のピコットの左側のひもと、「差しモチーフ」の1本を繋ぎます。
05 四つだたみ編みを1個編んで、差しモチーフを繋げたところです。○は次に編むところです。
06 さらに、6個めを編んで、六角形に繋ぎます。
07 さらに、差しモチーフの左側上下にピコットを編みます。
08 7の逆側へ、差しモチーフ1個を加えて、六角形に繋ぎます。さらに、差しモチーフの右上下にピコットを編みます。ブレードのでき上がりです。※これを応用して、作品の指定の数で編みます。
横長六角形底の編み方
※ここでは、わかりやすくするために、①底縦ひも・②底横ひもとします。
01 六角形のブレードを編みます。★=中央です。
02 六角形の真上にピコットを編みます。逆側は、180度回転して、同様にピコットを編みます。
03 ピコットの右側のひもに、②底横ひも1本を掛けます。※②ひもは、②ひも1本めの▲の長さを揃えて折り、折り山を掛けて編み始めます。
04 ピコットの右側に、1個編めたところです。※○は次に編むところです。
05 次に、ピコットの左側のひもで、2個めを編みます。※○は次に編むところです。
06 ピコットの上に5の要領で2個(「1個めは繋いだ編み目、2個めを編んだら繋ぐ」をくり返す。)ずつ編みながら、六角形に繋ぎます。2列めが編めたところです。
07 さらに、六角形の中央にピコットを1個ずつ、4個編みます。
08 7を180度回転して、3~7の要領で、逆側にもピコットの右側のひもに、②底横ひも1本を▲と長さを揃えて、ピコットの右側に掛け、2個ずつ編みながら六角形に繋ぎます。3列めが編めたところです。横長六角形底のでき上がりです。さらに、六角形の上側にピコットを編みます。
※これを応用して、作品の指定の数で編みます。