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オオルリシジミを守ろう!キャンペーン

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寂しがりやなオオルリシジミ

  • 2019年3月1日
  • NACS-J
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▲クララが優占して残る阿蘇の草原

オオルリシジミは独りでは生きていけません。もともと人が維持・管理してきた草原に住んでいました。なぜなら、オオルリシジミの生息に欠かせない幼虫の食べ物のクララは毒草なので、放牧をすると牛や馬はクララを食べずに、他の植物を食べます。するとクララだけが残る草原が創られ、オオルリシジミにとっての楽園ができていました。また毒草であることを利用して、漢方薬にしたり、トイレのうじを駆除したりするために人が栽培していたこともわかっています。このように、人が自分たちのためにやっていたことがオオルリシジミを知らず知らずに守ることに繋がっていました。しかし、人間の生活様式が急激に変化し、クララがなくなることで、オオルリシジミは食べ物を失い、生きていける場所を失っていきました。
寂しがりやなオオルリシジミは人と共に暮らしていきたいと思っています。

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▲阿蘇の雄大な草原の中で放牧されているあか牛

(江田慧子) 

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