寒さの底を迎える今の時期の楽しみのひとつ、切干大根の新もの。旬の大根は、切干大根のほか、凍み大根や割干大根などなど、冬の寒さの力を借りていっそう美味しく、様々なかたちで楽しむことができる野菜です。
冬の旬の大根を冬の寒さでさらに美味しく、さらに長い期間楽しむために生み出された天日干しの知恵。切干大根の食べ方は温菜・冷菜どちらも万能ではありますが、今回は新もの切干大根の美味しさをより感じられる冷菜のはりはり漬けでご紹介いたします。
1. 切干大根約60gを流水で洗い、ボウルに水と一緒に入れ、約15分ほど置く
2. 昆布約15cmをボウルの中へ細切りにする
3. 漬け汁を用意します
鍋に醤油大さじ3、米酢大さじ3、日本酒大さじ1と1/2、砂糖大さじ1、みりん大さじ1を入れ、砂糖が溶けるぐらいにざっと混ぜ、ひと煮立ちさせ、2のボウルに入れる
4. 赤唐辛子1~2本をぬるま湯でさっと湿らせ、種を除き、粗く切り、2のボウルに入れる
5. 1の切干大根の水気を切り(絞らない)、湯をわかした鍋に入れ、再び湯がふつふつと沸いてきたら、ザルにあげる
6. 2のボウルに5の切干大根を漬け、味が入ったら出来上り
今回は神奈川・三浦より届いた干したてほやほやの切干大根を使って作りました。
美味しく作るには、食感と香りを逃さないよう、ゆで過ぎないことがポイントです。干したての切干大根は、乾物なのにほのかにみずみずしさをたずさえていて、噛んだときにこぼれる香りとカリカリっとはりはりとした食感は格別です。ぜひお楽しみください。
出典:わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト Facebookコラム
(2020年1月31日)
https://www.facebook.com/wow.wow.biodiversity.project/
※「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」は、公益財団法人日本自然保護協会とソニー株式会社が協働で実施しているプロジェクトです。
「わぉ!」という自然のおもしろさや不思議に触れたときの感動を多くの人に伝え、みんなで共有することで、自然を好きになってもらい、生物多様性の保全につなげていきます。