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【わぉ!な旬のご馳走】寒風が作る、乾物なのにみずみずしい絶品切干大根

  • 2020年2月26日
  • NACS-J
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▲たくわん用に吊るし干される大根(写真:大野マサト)

寒さの底を迎える今の時期の楽しみのひとつ、切干大根の新もの。旬の大根は、切干大根のほか、凍み大根や割干大根などなど、冬の寒さの力を借りていっそう美味しく、様々なかたちで楽しむことができる野菜です。

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▲寒空の天日干しで美味しくなる(写真:大野マサト)

冬の旬の大根を冬の寒さでさらに美味しく、さらに長い期間楽しむために生み出された天日干しの知恵。切干大根の食べ方は温菜・冷菜どちらも万能ではありますが、今回は新もの切干大根の美味しさをより感じられる冷菜のはりはり漬けでご紹介いたします。

 

切干大根のはりはり漬け

1. 切干大根約60gを流水で洗い、ボウルに水と一緒に入れ、約15分ほど置く

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▲切干大根を水に漬けて約15分(写真:奥田ここ)

2. 昆布約15cmをボウルの中へ細切りにする

3. 漬け汁を用意します
鍋に醤油大さじ3、米酢大さじ3、日本酒大さじ1と1/2、砂糖大さじ1、みりん大さじ1を入れ、砂糖が溶けるぐらいにざっと混ぜ、ひと煮立ちさせ、2のボウルに入れる

4. 赤唐辛子1~2本をぬるま湯でさっと湿らせ、種を除き、粗く切り、2のボウルに入れる

5. 1の切干大根の水気を切り(絞らない)、湯をわかした鍋に入れ、再び湯がふつふつと沸いてきたら、ザルにあげる

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▲熱湯に通しザルにあげた切干大根(写真:奥田ここ)

6. 2のボウルに5の切干大根を漬け、味が入ったら出来上り

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▲漬け込んだ切干大根のはりはり漬け(写真:奥田ここ)

今回は神奈川・三浦より届いた干したてほやほやの切干大根を使って作りました。

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▲切干大根のはりはり漬けの完成(写真:奥田ここ)

美味しく作るには、食感と香りを逃さないよう、ゆで過ぎないことがポイントです。干したての切干大根は、乾物なのにほのかにみずみずしさをたずさえていて、噛んだときにこぼれる香りとカリカリっとはりはりとした食感は格別です。ぜひお楽しみください。

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●奥田 ここ
 料理研究家。外資系コンサルティング会社に勤めるかたわら懐石料理を学び、2007年に近茶流講師の許状を取得。
 またイタリア滞在中に、素材を活かしたシンプルな家庭料理の素晴らしさも学ぶ。かつての築地市場や現在の豊洲市場をはじめ、世界各地の市場を師と仰ぎ、旬の食材を中心にした「和食」及び「イタリア家庭料理」の料理教室を主宰するほか、国内外での出張教室や外国人向け料理教室なども要望に応じて開催。
 また、各種媒体・広告へのレシピ提供や国内外での出張料理、食材産地での取材、食に関する企画・執筆にも取り組む。素材の味を大切にし、無駄なく使いきる献立作りを心掛けている。

 趣味は世界各地の市場巡り・茶道(裏千家専任講師)・サッカー・相撲・写真。
好きなものはシャンパンと着物、好きな言葉は馳走。
https://kokookuda.com/

 

出典:わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト Facebookコラム
(2020年1月31日)
https://www.facebook.com/wow.wow.biodiversity.project/

※「わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト」は、公益財団法人日本自然保護協会とソニー株式会社が協働で実施しているプロジェクトです。
「わぉ!」という自然のおもしろさや不思議に触れたときの感動を多くの人に伝え、みんなで共有することで、自然を好きになってもらい、生物多様性の保全につなげていきます。

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