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日本一の夜景はどこだ!?日本気象が日本三大夜景を3つの観点で数値化

  • 2023年12月1日
  • お天気ナビゲータ

一番の夜景は果たして!?
日本には数多くの夜景スポットがあり、中でも函館・神戸・長崎は「日本三大夜景」として有名です。
日本気象株式会社は、データ利活用の可能性を探る活動の一環として「夜景の数値化」を試み、函館・神戸・長崎の夜景を、衛星データ等を用いて「明るさ」・「面積」・「広がり」の3つの観点から数値化しました。
気象的な要素なども掛け合わせた多要素での検証は、今回の日本気象の取り組みが初となります。

■夜景の数値化について
今回数値化したのは、「明るさ」「面積」「広がり」の3つです。

夜景の要素としてまず思い浮かぶであろう「明るさ」は、夜の闇の中、街がどれだけ強く輝ているか?を衛星データから数値化し評価しています。
ただし、景色のごく一部だけ明るくてもそれは「良い夜景」とはいえません。
そこで、「明るさ」に加えて夜景の「面積」や「広がり」にも着目して数値化することにしました。
「面積」は夜景として見える街の面積の合計を表すのに対し、「広がり」はそのスポットに立った人の視野の中で夜景がどれだけの割合を占めるのかを表します。

■日本三大夜景の紹介
○函館山(北海道函館市)
標高334mの函館山から眺めた函館市街地の夜景が日本三大夜景に選ばれています。
海と海に挟まれた独特の風景が印象的です。

○摩耶山掬星台(兵庫県神戸市)
神戸の街を上から見下ろす位置にある、標高約700mの摩耶山掬星台からの夜景が日本三大夜景に選ばれています。
遠く大阪府の湾岸地域まで見渡すことができるのが特徴的です。

○稲佐山(長崎県長崎市)
長崎は海と山に囲まれた独特の地形をしています。
そんな街を標高333mの稲佐山から眺めた夜景が日本三大夜景に選ばれています。

どの夜景も本当に魅力的ですが、数値化するとどうなるのか、結果を発表します。

■日本一の夜景はどこだ!?計算結果を発表
1位 函館
明るさ:★★★★★(1位)
面積 :★☆☆☆☆(2位)
広がり:★★★★★(1位)
「明るさ」「広がり」の2指標でトップとなった函館が、数値上一番の夜景という結果になりました。
神戸と比べて夜景として見える街の面積は狭いですが、間近に市街地を見渡せる立地の良さが高い値につながったと考えられます。

2位 神戸
明るさ:★★★★☆(2位)
面積 :★★★★★(1位)
広がり:★★☆☆☆(3位)
「面積」が他2地点を圧倒した一方で、「広がり」は他の2地点と比べて伸び悩みました。
遠く大阪まで展望できるという特徴は「面積」にはかなり貢献するのですが、「広がり」に対しては遠くの方は線のようにしか見えず、ほとんど影響を与えません。

3位 長崎
明るさ:★★★☆☆(3位)
面積 :★☆☆☆☆(3位)
広がり:★★★★★(2位)
トップの指標はないながら、「広がり」では函館に迫る値となりました。
こちらも函館と同様に間近に市街地を見渡せることが影響していると考えられます。

なお、今回の計算は夜景の魅力の中でも一部分を数値化したものです。
夜景には数値に表すことが難しいものも含め、様々な魅力があります。
計算結果はあくまで参考としてとらえていただき、夜景は実際に目で見て楽しんでください。
今回の結果や計算方法については、下記から詳しい情報をご覧いただけます。

日本三大夜景、一番はどこだ!?(お天気ナビゲータ)
https://s.n-kishou.co.jp/w/sp/news/nightview_news.html

日本気象では今後も夜景についての知見の蓄積、技術開発を行っていきたいと考えています。

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